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(やみ)または暗闇(くらやみ)とはの届かない周囲全体が、またはそれに近い色に包まれた状態の事である。とは区別される。「一寸先は闇」のように、知識のなさや予測不可能な状態を例える場合にも使われる語彙である。

現代において闇という概念は、災いを意味するものとして捉えることが多く、やましい考えや道徳的でない思考を「の闇」、違法貸金業者を「闇金融」など、「闇=絶対的な」と示す事が非常に多くなっている。

目次

[編集] 科学

科学において、闇とは周囲と比べて光の量が少ない状態を指す。

闇は光子を全く反射しないか、ごくわずかしか反射しないため比較的暗く見える。例えば、つやのない黒ペンキは黒く見えるが、白いペンキはすべての可視光線を反射するため明るく見える。これについてはを参照。

しかし、可視光線のようなエネルギーは際限なく吸収されることはない。可視光線を吸収する多くの物質は赤外線を反射する。そのため、人間の目には暗く感じても、実際には光を反射している場合がある。これについては熱力学を参照。

光の科学的な定義では、可視光線以外の電磁スペクトルも含むため、完全な闇を作り出すことは物理的に不可能である。すべての物は赤外線の形で光と熱を放出し、ガンマ線は高密度な物体でさえ通過してしまうからである。

[編集] 思想史

世界を光と闇、善と悪の対比から見る宗教は数多い。代表としては、キリスト教ゾロアスター教があげられる。キリスト教の文化においては、悪魔サタンと強い関係がみられ、また、その対となる光の場合は、天使ミカエルと強い関係が見られる。

しかし、サタンであるルシファーを始めとする大多数の高位の悪魔たちが元天使(=光)であることを考慮すると)「闇=悪」という考え方が常に当てはまる訳ではない。

[編集] 芸術

[編集] 視覚芸術

絵画など視覚芸術(美術)の分野では、闇は表現に用いられている。

絵具などで暗闇を作り出す場合、それぞれの色が特定の光を吸収するように様々な色を混ぜ合わせて作成する。理論上、3つの原色または3つの二次色(原色を組み合わせて作られた色)を混ぜることで、可視光をよく吸収するを作ることが可能である。このとき混色によって成立した色の透明性が高いと、「黒い」と言うよりも「暗い」色ができる。ただし、一般に、混色によって成立した黒は、単一の黒色の色素よって成立した色、つまり、炭素)などより漆黒度が低い。

誤解のないように付記すると、芸術において、「闇=黒色」、「光=白色」という図式が、単純な仕方で成立することは稀である。

[編集] 舞台芸術

演劇ダンスなど空間を用いる表現分野では、闇は演出・構成に用いられている。

舞台照明のほとんどを消灯すること、その状態を「暗転(あんてん)」と言い、物体や人物の移動を観客の目から隠しつつ行える環境として使用される。ただし、長時間の闇は観客へストレスを与えること、防犯上の懸念が高まることから、その使用はおのずと自制される。また一般に、暗転中も誘導灯など場における最低限の明かりは残される。

そのほか闇は、それまでの流れを断ち切る効果により、時間・空間の飛躍を表す演出にも使われる。ゆるやかに闇へ移行する演出は「フェードアウト」と呼ばれ、場面が過ぎ去るさまを表す視覚効果としてよく用いられる。

[編集] 創作

ファンタジーやSFなどの創作物においても、闇は魔女悪魔吸血鬼等、悪役と結び付けられることが多い。特に子供が見る特撮戦隊物のストーリーにおいては、「正義である光が悪である闇を成敗する」というのが、一般的である。

しかしながら、その固定観念を打ち破り闇の力を使って悪人達と戦う正義のヒーロー(ダークヒーローとも呼ばれる)も出現している。国内では「黄金バット」(1930年)や「ゲゲゲの鬼太郎」(1968年)、海外では「バットマン」(1939年、アメリカ)や「スポーン」(1992年、アメリカ)など、世代や国内外を問わず数々のヒーローが誕生している。近年ではこれらのヒーローの存在と同時に、聖なる光の力を悪事に使う悪役も増えてきている。また、闇とは別の概念を敵とすることで、光と闇を使役する作品もある。


[編集] 関連項目

ウィクショナリー
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最終更新 2009年8月7日 (金) 13:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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