阪和線

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阪和線
天王寺行きの快速列車(223系)
天王寺行きの快速列車(223系)
路線総延長 63.0 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式 (直流)
最高速度 120 km/h

阪和線(はんわせん)は、大阪府大阪市天王寺区天王寺駅から和歌山県和歌山市和歌山駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線幹線)である。ほかに大阪府堺市西区鳳駅から大阪府高石市東羽衣駅までを結ぶ支線(通称羽衣線)を持つ。

目次

[編集] 概要

JR西日本のアーバンネットワークの一角を成す。大阪市街地南部のターミナルである天王寺から南へ伸び、大阪府南部の各都市を経由して和歌山へ至る路線である。当路線より海側を通っている南海電気鉄道南海本線と全線にわたって競合しているほか、天王寺(新今宮) - 三国ヶ丘間では南海高野線と、大阪市内では御堂筋線などとも競合している。山中渓 - 紀伊間の大阪府と和歌山県の県境には雄ノ山峠があり、かなりの勾配がある。和歌山駅では紀勢本線に接続しており、同線へ直通し南紀方面へ向かう特急列車も運転されている。関西国際空港が開港した1994年以降は、同空港へのアクセス路線としても重要な役割を持つようになっている。

私鉄阪和電気鉄道戦時買収して国有化した路線であるため、独特の三角屋根をもった特徴的な駅舎が数多く存在したが、近年駅舎の建て替えなどでその多くが姿を消した。また、国鉄標準の2面3線の駅構造をもつ駅がなく、2面4線が主要駅の標準仕様となっている。後に国鉄分割民営化によりJR西日本の路線となった。

ラインカラーオレンジ色)であり、選定理由は「陽光あふれる大地につながるイメージ」とされる。アーバンネットワークの各路線に愛称を導入する際、この路線にも「大和路線」のような愛称をつけることが検討されたが、見送られた。

鳳駅から分岐する東羽衣駅までの支線は通称羽衣線羽衣支線東羽衣線東羽衣支線とも)と呼ばれている。この区間にはラインカラーは設定されていない。なお、杉本町駅から分岐して八尾駅まで通じていた路線(2004年休止、2009年正式廃止)は「阪和貨物線」あるいは「阪和連絡線」と呼ばれているが、これは阪和線ではなく関西本線の支線であった。

支線も含め、全線が大阪近郊区間および電車特定区間に含まれる。全駅で乗車カードとしてICOCAおよびこれと相互利用可能なICカードが使用可能となっており、またJスルーカードが一部の駅を除いて自動券売機で乗車券に引き換えることにより利用できる。いずれも東佐野駅では早朝・深夜は利用できない(改札にICOCAのチャージ機は設置されている)。

基本的にラッシュ時以外は天王寺駅から遠ざかるにつれて乗客が減っていく傾向がある。

[編集] 路線データ

阪和線と競合する南海本線の位置関係

天王寺駅 - 日根野駅間と鳳駅 - 東羽衣駅は大阪支社の管轄で、日根野駅 - 和歌山駅間は和歌山支社の管轄となっている。なお境界駅となる日根野駅は大阪支社が管轄している。

[編集] 運行形態

昼間時間帯は、天王寺駅 - 日根野駅間で快速と普通がそれぞれ1時間に6本運転されている。日根野駅 - 和歌山駅間の運転本数は大阪方面からの列車の半分程度が日根野駅発着となるため、和歌山方面との本数は半減する。また日根野駅以南では特急の優先度がより高まるために、日根野駅・和泉砂川駅で特急と普通列車の緩急接続が行われる一方で快速列車と接続が悪いケース(東貝塚駅での快速列車の通過待ちが増えてきている)も多いために快速通過駅との格差が大きくなってきている。 線内運転の列車のほか、大阪環状線関西空港線紀勢本線(きのくに線)に直通運転する列車も設定されている。2008年3月15日のダイヤ改正までは関西本線(大和路線)JR難波駅発着の列車も存在した。

天王寺駅構内では、大和路線と平面交差して単線で運転を行っていた阪和線との短絡線を複線化する工事が行われ、2008年3月15日のダイヤ改正より使用を開始した。昼間時間帯の天王寺駅 - 和歌山駅間の快速とJR難波駅発着の関空快速が、大阪環状線直通の関空・紀州路快速に統合、同時間帯の関空・紀州路快速が毎時3本となった。この複線化は、大和路線のダイヤの乱れがあまり影響しないようにする効果も持つ。また、朝ラッシュ時に大阪環状線内各駅停車となる直通快速も運転が開始された。全般的に日根野駅以北では8両編成の快速列車が大幅に増えたために、南海本線と輸送力で差がつくことになった。

各種別ごとの運行形態は次のとおり。

[編集] 天王寺駅 - 和歌山駅

[編集] 特急

紀勢本線(きのくに線)に直通する特急くろしお」、「スーパーくろしお」、「オーシャンアロー」と関西空港線に直通する特急「はるか」が運転されている。これらの特急が停車する駅は、天王寺駅・鳳駅(くろしお・スーパーくろしおのみ)・和泉府中駅(くろしお・スーパーくろしお・はるかのみ)・日根野駅(くろしお・スーパーくろしお・はるかのみ)・和泉砂川駅(くろしお・スーパーくろしおのみ)である。

昼間時間帯以降は、深夜帯を除いて1時間に3本(南紀方面1本、関空方面2本)と比較的運転本数が多く、多客期になると臨時列車も運転されるため、4本近い本数が運転されている。基本的に6両で運転されており、繁忙期やラッシュ時になると9両編成で運転される場合がある。

天王寺駅 - 和歌山駅間では停車駅が比較的少ないので、市販されている時刻表の阪和線のページでは省略されている。2003年までの和歌山支社監修の阪和線時刻表では「くろしお」の時刻が掲載されていた。

[編集] はんわライナー

天王寺駅 - 和歌山駅間にホームライナーとして「はんわライナー」が運行されている。6号(上り)のみ熊取駅発となっている。車両は基本的にはリニューアルが行われていない国鉄色381系電車が使われる。特急運用の間合いや車両の都合で「くろしお」用または「スーパーくろしお」用のものが用いられる場合がある。この場合、グリーン車は普通車扱いとなる。

1984年9月より天王寺駅 - 日根野駅間で運転を開始した「ホームライナーいずみ」が前身である。特急「くろしお」の381系電車の日根野電車区への入庫回送列車を、座席整理券を要する定員制列車として客扱いしたもので、関西におけるホームライナーはこれが最初となった。1986年11月改正で、運転区間が和歌山駅まで延長され、名称も「はんわライナー」となって、現在に至る。過去にはこの列車でも車内販売を行っていた時期もある。

以前は1日上り平日3本、下り平日6本が運転されていたが、一部が新大阪駅・京都駅発着の「くろしお」に格上げされ、2002年3月からは上り2本、下り4本となっている。2009年3月のダイヤ改正からは土休日の運転が取り止められた。さらに2009年6月1日より全面禁煙になった。

[編集] 関空快速

関空快速も参照

関空快速は、関空特急「はるか」とともに関西国際空港(関空)アクセス列車として、大阪環状線・天王寺駅 - 関西空港駅間において同空港が開港した1994年9月から運転されている快速列車である(ただし天王寺駅 - 関西空港駅間では関空開港前の同年6月から暫定的に直通の快速が運行されていた)。車両は全列車223系電車(0番台・2500番台)が使用されている。

昼間時間帯には関西空港駅 - 大阪駅 - 京橋駅間で毎時3本が運転されている。このため天王寺駅阪和線ホーム発着の列車は早朝・深夜のみである。早朝・深夜の一部列車を除き日根野駅以北の阪和線・大阪環状線内では和歌山駅発着の紀州路快速と併結して8両編成で運転される。この場合は関西空港線内が全列車4両編成となり、併結時は関空快速が関西空港・和歌山寄り、紀州路快速が天王寺・大阪方に連結されている。夜間の単独運転する列車は一部日根野駅で分割併合を行う列車もある。また大阪環状線に直通する列車は、全列車とも天満駅・桜ノ宮駅にも停車するようになり、夕方以降は大阪環状線を一周し天王寺駅まで運転される運用が大幅に増えた。この列車は大阪駅到着までは「関空快速・大阪環状線」と表示される。

2008年3月15日のダイヤ改正まではJR難波駅発着列車も存在していた。1996年3月から1999年5月のダイヤ改正までは6両+2両の8両編成であり、昼間の一部列車は関西空港側前6両が京橋発着、後2両がJR難波駅発着で運転され、1996年3月から1998年3月までJR難波駅発の列車に限り指定席が設定されていた。また日根野駅で切り離しを行う列車も夜間を中心に多く存在していた。1995年4月から1999年5月までは大阪駅 - 天王寺駅間ノンストップ、東岸和田駅・熊取駅通過の関空特快「ウィング」も設定され、これにも指定席が設定されていた。

紀州路快速との運行を開始して以来、和歌山方面からの利用客が多くなってきており、関空快速の利用客は少なくなってきている。

[編集] 紀州路快速

紀州路快速も参照

紀州路快速は、大阪方面から和歌山への観光客や通勤客の増大を図ろうと、これまでの京都駅新大阪駅方面からの特急列車に加えて、1999年5月より新設された快速列車である。大阪環状線発着で、天王寺駅から京橋駅・大阪駅・西九条駅経由で(昼間を中心に約半分は京橋駅始発)運転されている。関空快速同様223系電車(0番台・2500番台)が使用される。

日根野以北は全列車8両編成で、基本的に大阪環状線 - 日根野駅間は「関空快速」との併結運転を行い、日根野駅で分割・併合を行う。以前は、ラッシュ時は1 - 5号車の5両が「紀州路快速」、6 - 8号車の3両が「関空快速」、閑散時は1 - 5号車が「関空快速」、6 - 8号車が「紀州路快速」(和歌山方から1号車、2号車…、の順)といった具合に紀州路快速と関空快速の連結順序が時間帯によって入れ替わっていたが、2008年3月15日のダイヤ改正によって、1 - 4号車は「関空快速」、5 - 8号車は「紀州路快速」というように統一された。このため、時間帯によって紀州路快速と関空快速の連結順序が入れ替わるということがなくなった。土休日ダイヤで朝の上り列車には関空快速を併結しない和歌山・御坊始発列車(和歌山駅以北は8両編成)があるが「紀州路快速」とは名乗っていない。

大阪方面へ行く列車の和歌山駅 - 日根野駅間では、4両編成で運転するため、和歌山駅を出発する時点で人が立ち始めるほど混雑している列車が多い。

[編集] 快速

和歌山へ向かう快速(221系)

主に天王寺駅 - 日根野駅間で運転され、日中は毎時3本が運転されている。ラッシュ時には鳳・東岸和田・和歌山発着、熊取駅発のほか、紀勢本線(きのくに線)直通の列車も設定されている。土休日の早朝には、大阪方面へ直通する列車が運転されており、平日はこの列車の時間帯に直通快速を運転している。

早朝・深夜には新大阪駅発着の紀勢本線紀伊田辺駅まで直通する列車もあり、この列車は「はるか」などと同じ梅田貨物線経由で走るため大阪駅に停車しない。深夜の列車については2000年まで165系電車使用で夜行列車として新宮駅まで運転されていた(紀勢本線夜行列車の項を参照)。

天王寺駅 - 和歌山駅間では最速58分で運転されるが、途中駅で特急列車の通過待ちをする列車が多いため、現行のダイヤでは同区間で60分を切る列車はほとんどない。

日中の下り列車は、熊取駅で和歌山行き普通(和歌山駅まで先着)と緩急接続、あるいは東貝塚駅で追い越した同列車と数分の待ち合わせで接続を行うため、乗り継ぎをすれば、後続の紀州路快速よりも先に日根野駅以南へ到着できる(ただし一部列車は和泉砂川駅で後続の南紀系統の特急列車に追い抜かれる列車もある)。逆に、日中の上り列車は、和歌山駅発の天王寺行き普通の接続を受けずに日根野駅を出発する。

かつては日中にも天王寺駅 - 紀勢本線御坊駅(もしくは紀伊田辺駅)間を直通する列車が毎時1本あったが、2000年に221系電車が快速に導入された際に大半が和歌山駅止まりになり、以後は朝・夕方以降のみに紀勢本線直通(主に御坊駅・紀伊田辺駅発着)が残っている。紀勢本線は特急停車駅以外は6両編成対応であるため8両編成運転の場合、日根野駅または和歌山駅で後ろ4両の切り離しを行う。また和歌山駅始終着の列車で、途中の日根野駅で増解結するものもある。かつては朝・夕方ラッシュ時に天王寺駅始終着で和歌山線・紀勢本線に直通する列車(いわゆる多階建て列車)もあった。2008年3月14日までは日根野駅で関空快速と併結する和歌山駅発天王寺行きや天王寺駅始発(阪和線ホームから発着;朝のみ)の関空紀州路快速も存在していた。

1994年9月改正までは基本的に日根野駅には停車しなかったが、入出区の関係で日根野駅始発・終着の列車のみ停車していた。また紀伊駅六十谷駅に関しては1999年まではラッシュ時のみの停車、1993年までは紀伊中ノ島駅にもラッシュ時のみ停車していた(ただし当時は六十谷駅は通過)。

大阪市長居陸上競技場で催事がある場合は最寄り駅の鶴ヶ丘駅に快速列車などが臨時停車することがある。2007年開催の世界陸上選手権の開催期間中には、快速列車の一部が鶴ヶ丘駅に停車した。

2008年3月15日のダイヤ改正で日根野駅以南(関空・和歌山方面)の快速のほとんどは大阪環状線直通の「関空快速・紀州路快速」に振り替えられ、天王寺駅 - 和泉砂川駅以南間の列車は朝・夕ラッシュ時と夜間の運転となっている。基本的に昼間は日根野電車区の223系電車や奈良電車区221系電車で運転されるが、朝ラッシュ時や夕方以降には221系・223系電車のほか、日根野電車区の103系205系113系電車も使われる。2008年3月15日改正で8両編成の列車が増発されている。昼間時でも慢性的な混雑が目立つ時間帯があったことに加え、223系0番台・2500番台による運転のものが増えたため、1両あたり座席定員が221系の7割前後しかない同系列に置き換えたことによる代償という意味合いもあると考えられる(ただし昼間の中でも利用客が少ない時間帯においては、223系の4両で運転するものも存在する)。

[編集] 直通快速

直通快速は、2008年3月15日のダイヤ改正で平日の朝ラッシュ時に新設された大阪環状線直通の快速列車である。ただし、同日は土曜日のため、平日ダイヤの初日となる3月17日から運転を開始した。停車駅は、阪和線内は快速と同じ、大阪環状線内は各駅である。関空・紀州路快速同様、全列車223系(0・2500番台)が使用されている。

上りは10本が大阪環状線外回りを経由して大阪・京橋方面に運転される。大阪環状線を一周する列車などと同様に、途中駅としていったん天王寺駅に停車することから、大阪方面まで行かないのではという誤解を避けるため、京橋行を除いて、大阪までは「大阪環状線」で案内されている。下りは大阪環状線天王寺駅から京橋駅を経由し、鳳行と和歌山行がそれぞれ1本、あわせて2本が運転されている。

種別幕は、関西空港駅発は青地に飛行機マーク入りで「関空快速 Kansai Airport Rapid Service」の部分を「直通快速 Direct Rapid Service」に置き換えたデザインで、その他は黒地にオレンジ色で「直通快速」、下部の英字「Direct Rapid Service」部分にオレンジ色のラインカラー入りとなっている。

大阪環状線内は各駅に停車するため、直通快速登場前のラッシュ時に運転していた関空快速・紀州路快速に比べて所要時間がかなり延びると思われがちだが、ラッシュ時に運転していた関空快速・紀州路快速は先行の普通列車の後追い運転であったため、阪和線各駅から大阪駅までの所要時間は1 - 2分程度しか変わらない。

[編集] B快速

B快速新大阪行きの方向幕

B快速は、天王寺駅 - 熊取駅間の停車駅は快速と同じだが、熊取駅 - 和歌山駅間は各駅に停車する列車で、早朝・深夜に運転されている。1988年3月13日改正で新設された。新設当初は昼間にも1時間に1本は必ず運転されていたが、翌年の改正で快速への格上げにより午前中の上り列車と深夜の下り(こちらも1992年のダイヤ改正で一時消滅)を除いて消滅した。関空開業前は223系の6両編成(開港前の暫定導入時のみ)で運転されたり、紀勢本線周参見駅発の列車も存在していた(この列車は113系4両で運転され、和歌山駅で列車番号を変えていた)。

早朝の上り1本目は113系電車4両編成で運転される新大阪行きで、上りの和歌山駅 - 和泉鳥取駅(土曜・休日は長滝駅)間の始発列車でもある。またこの列車は大阪駅を通らずに梅田貨物線を経由する数少ない快速列車の一つでもある。それ以外は普通列車停車駅が6両編成対応であるため、103系電車か205系電車の6両編成で運転される。関西国際空港開港後は上り1本のみだったが(新大阪行きのみ)、近年は和泉砂川駅以南の普通停車駅の輸送力が見直されている関係でまた増発の傾向にある。

方向幕での表示は「B快速」であるが、全国版や駅で配布の時刻表、駅案内の時刻表では「快速」と表記され、『熊取 - 和歌山間は各駅に停車』と注記されているが、駅によっては時刻表上でも、またLED式発車標や放送では「B快速」として案内されている(大阪環状線内では単に「快速」として案内される)。

また、紀州路快速の平日の早朝の下り1本が日根野駅 - 和歌山駅間(日根野駅は熊取駅の和歌山方面の隣接駅なので、熊取駅 - 和歌山駅間と同じ)の各駅に停車するものもあるが、方向幕も含めて「B快速」とせず「紀州路快速」として運転されている(ただし、日根野駅で「普通」に方向幕を変え、日根野駅以南では「普通」と案内される)。

[編集] 区間快速

2008年3月14日まで運転されていた223系による区間快速

区間快速は、天王寺駅 - 鳳駅間の停車駅は快速と同じだが、鳳駅 - 和歌山駅間は各駅に停車する列車である。1999年5月に快速停車駅に三国ヶ丘駅が追加されたのをきっかけに年々減便傾向にあり、主に朝のラッシュ時と深夜(日根野行き最終)に設定されている。なお2003年10月から2006年3月まで土曜・休日の朝に1往復だけだが大阪環状線 - 鳳駅間の区間快速(大阪環状線内各駅に停車)も設定されていた。また1999年5月以前は鳳駅で折り返す列車(当時快速は三国ヶ丘駅を通過していた)も存在していた。

基本的には103系・205系電車の4両か6両編成で運転されている。2008年3月15日ダイヤ改正まで、早朝の下り1本のみ223系の5両編成で運転されていたが、2009年3月14日のダイヤ改正で運転取り止めとなり、現在は平日深夜の日根野行きが223系電車4両編成で運転している。

国鉄時代は天王寺駅 - 和歌山駅間で終日運転されていたが、国鉄末期の1986年11月に昼間の列車が、民営化後の1992年に夕方以降の列車が快速への格上げなどで削減された。前述の深夜の区間快速は2003年に新設されたものである。また、1969年までは、阪和電鉄時代からの名称である直行と呼ばれていた。国鉄時代には鳳駅で折り返しの普通と、熊取駅で快速とそれぞれ緩急接続し、現在の阪和間通し普通の肩代わり役を担っていた。

[編集] 普通

天王寺駅・日根野駅 - 鳳駅・日根野駅・和泉砂川駅・和歌山駅間で運転されている。鶴ヶ丘駅・杉本町駅・上野芝駅・鳳駅・和泉府中駅・東岸和田駅・東貝塚駅・熊取駅・日根野駅・長滝駅・和泉砂川駅・紀伊駅では待避設備があるため、後続の特急や快速列車の待避を行っている。昼間時間帯には、天王寺駅 - 日根野駅間と天王寺駅 - 和歌山駅間の列車が毎時3本ずつ交互に運転されている。103系・205系電車4両編成の運用が中心で、6両編成の列車もあるが、早朝の鳳駅始発の和歌山行の1本のみ223系電車4両編成で運転されている。過去には天王寺 - 関西空港間の普通電車や223系2両2本による4両編成や6両編成の列車も存在していた。

また、早朝・深夜に日根野電車区への入出区の関係で日根野駅 - 紀伊田辺駅間を運転する列車がある。この列車は紀勢本線御坊駅 - 紀伊田辺駅間のワンマン運転用に改造された113系2000番台の2両編成が使用され、日根野駅 - 紀伊田辺駅間の初発(下り)、終発(上り)となっている。これらの列車は2000年までは165系電車が使用され、とりわけ1999年10月ダイヤ改正までは新宮駅 - 日根野駅間のロングラン運転を行っていた。さらに2002年3月ダイヤ改正から2002年11月ダイヤ改正までは、短期間ながら117系電車4両編成で運転された時期があったが、この当時は早朝の日根野駅発の列車が和歌山駅で方向転換し、王寺行きとなっていた。

ほとんどの時間帯で、鶴ヶ丘駅または杉本町駅で後続の快速列車の通過待ちを行うため、天王寺駅 - 堺市駅間で逃げ切っている列車はわずかしかない。さらに半数以上の和歌山駅始終着の列車が熊取駅 - 和歌山駅間で逃げ切っている。

国鉄時代は鳳駅・東岸和田駅折り返しも多く、東岸和田駅以南も運転する列車は朝夕の一部に限られていた。前節のとおり、当時は区間快速が終日運転されており、普通列車の代わりに東岸和田駅 - 和歌山駅間の各駅の輸送を担っていたためである。特に今日では毎時3往復運転されている阪和間通しの列車は、1日わずか2往復しか運転されていなかった。

[編集] 鳳駅 - 東羽衣駅(羽衣線)

鳳駅 - 東羽衣駅では、すべて同区間折り返し運転の普通列車で、早朝・深夜を除き15分間隔で運転され、ワンマン運転を実施している。使用車両は103系3両編成が1編成のみ(予備車除く)。運転区間は1.7km で、2009年10月1日現在、鶴見線で平日のみ同じく1.7kmを運転する弁天橋駅16:38発武蔵白石駅行きとともにJR旅客6社で最も短い区間を走る営業列車でもある。

[編集] その他

快速は2000年頃から多くが民営化以降の新型車両に移行したものの、特にデータイムの快速列車は、大阪環状線直通の関空快速・紀州路快速など223系使用列車を除き、立席面積の少ない221系の4両編成が使用される列車があり、時間帯によっては混雑が激しくなる。また、ラッシュ時には大阪環状線直通の関空快速・紀州路快速(平日の朝は直通快速)に混雑が偏る傾向もある。 関空快速・紀州路快速は8両編成で運転されているが、大阪方面行きの場合は、前4両和歌山駅発の紀州路快速が混雑しているため紀州路快速から日根野駅で後に増結される関空快速に乗り換える人も多い。その逆の和歌山方面行きの場合日根野駅で前4両関西空港行きの電車から後ろ4両紀州路快速に乗り換えてくる客も多い。朝ラッシュ時は、直通快速の後続となる日根野駅発の8両編成の快速も、和歌山方面から乗り換える人が非常に多い。

一方で普通列車は103系・205系電車が主力であり、天王寺駅 - 鳳駅間は駅間距離が短く、さらに待避可能な駅が鳳以南と比べて少ないため追い抜きができず、普通列車を先頭に後続の列車が連なる状態になることが多い。

日根野駅 - 和歌山駅間は大阪方面との列車の半分が関西空港方面または日根野駅発着となるため和歌山方面との本数は半減する。また日根野駅以南では特急の優先度がより高まるために、日根野駅、和泉砂川駅で特急と普通列車の緩急接続が行われる一方で快速列車と接続が悪いケース(東貝塚駅での快速列車の通過待ちが増えてきている)も多いために快速通過駅との格差が大きくなってきている。

[編集] 女性専用車

女性専用車
←天王寺 和歌山→
6 5 4 3 2 1

天王寺駅 - 和歌山駅間では、平日ダイヤの初発 - 9:00と、17:00 - 21:00まで、6両編成の103系と205系の3号車が女性専用車となっている。対象車両および乗車位置には、女性専用車の案内表示がある。なお、ダイヤが乱れた際は女性専用車の設定が解除されることがある。

JR西日本は「車内での迷惑行為防止の観点から、安心して利用できる車内空間を提供することを目的としている。」とウェブサイト上でコメントしている[1]

[編集] 使用車両

特に記載のない車両を除き、日根野電車区所属の車両を使用している。

[編集] 特急列車・ホームライナー

381系
特急「くろしお」「スーパーくろしお」および、ホームライナーである「はんわライナー」で使用されている。
281系
関空特急「はるか」で使用されている。
283系
特急「オーシャンアロー」で使用されている。

[編集] 快速・普通列車

223系0・2500番台
関空快速・紀州路快速、直通快速、快速、普通に運用されている[2]。関西国際空港へのアクセス列車として使用するため、関西国際空港開港の前の1994年4月1日から運転を開始した。その後、阪和線の運行形態の変更のたびに増備・編成の変更がされている。
221系奈良電車区所属)
快速でのみ運用されている。阪和線と大和路線相互間の車両の送り込みは深夜に行われ、大和路線から阪和線へは梅田貨物線経由で新大阪駅まで回送され、折り返し快速紀伊田辺行として、阪和線から大和路線へはJR難波駅まで回送され、折返し快速加茂・五条行で送り込む。
113系
快速、B快速、普通列車に充当されている。2008年3月15日のダイヤ改正より関空・紀州路快速の運行形態が大きく変更されたため、223系の増備により阪和線内での113系を充当する列車は大きく数を減らしており、早朝の新大阪駅発着1往復と朝夕ラッシュ時の各1往復、計3往復で運用されている。
103系
基本的に普通列車にのみ充当されているが、ラッシュ時は快速、B快速、区間快速にも充当されている。羽衣線では、ワンマン運転対応の車両が運用されている。6両編成は、後述の205系6両編成と共通運用となっている
過去に鳳駅 - 大阪環状線間で区間快速が運転されていた時は、103系8両固定編成が充当されていた。
205系
基本的に普通列車にのみ充当されているが、ラッシュ時には快速、B快速、区間快速にも充当されている。0番台の6両編成は、前述の103系6両編成と共通運用となっている。1000番台は4両編成でこちらも103系の4両編成とほぼ共通運用となっている。

[編集] 問題点

特急「はるか」や関空快速・紀州路快速など、他路線へ乗り入れる列車も多いため、他路線からの遅延が波及することもある。このようなことから、延着や運休が多発し、ダイヤの定時性が著しく低い。2006年アーバンネットワーク全体の余裕時間増大・駅停車時間の増加を主目的としたダイヤ改正が行われたが、当路線における主な遅れがダイヤ以外にも起因するものがあるため注視すべき成果は得られていないものの、ダイヤの回復などには一定の効果がある。

天王寺駅 - 日根野駅間では1時間あたり最大で30本近い本数が走る超過密区間になっている。そのため、「開かずの踏切」になる踏切が多い。この傾向は2004年10月16日に上り線、2006年5月21日に下り線が完成した大阪市内の美章園駅 - 杉本町駅間の連続立体交差化により改善しつつあるものの、鳳駅以南は比較的大きな道路との平面交差が多く、至る所で渋滞が発生している。改善策として和泉府中駅付近(国道480号線)と東岸和田駅付近で立体交差工事が行われている。

また阪和線は、ほかのアーバンネットワーク路線、および並行する南海本線と比べて駅のバリアフリー化の進捗率が低く、特に鳳駅以南でエレベーターもしくはエスカレーターが設置されているのは久米田駅・熊取駅・日根野駅(北側跨線橋にエレベータがあるが、橋上駅舎側にはない)・紀伊駅・六十谷駅・和歌山駅のみである。和泉府中駅・東岸和田駅・和泉砂川駅は快速停車駅(和泉府中駅・和泉砂川駅は一部特急も停車)にもかかわらず整備が遅れている。また快速通過駅では片側のみに駅舎(下り線側が多い)がある箇所も多く車椅子や歩行困難者には移動に難がある。

[編集] 歴史

京阪電気鉄道大阪商船などが出資の阪和電気鉄道により、南海鉄道の保有する南海本線で独占されていた阪和間の輸送に切り込むため建設された。そのため、阪和と南海の間ではしばらく激しい乗客獲得競争が繰り広げられたが、1940年に阪和は南海に合併されて同社の山手線となり、さらに1944年に阪和間の直通路線を有していなかった国鉄運輸通信省)に戦時買収され、阪和線となった。阪和電気鉄道の項目も参照のこと。

なお東羽衣への支線は、浜寺に存在した海水浴場への輸送が大きな目的となって建設された。

  • 1929年昭和4年)7月18日: 阪和電気鉄道により阪和天王寺駅 - 和泉府中駅間(13.0M≒20.92km)、支線 鳳駅 - 阪和浜寺駅間(1.0M≒1.61km)が開業。当初から全線複線電化。
    • 阪和天王寺駅(現在の天王寺駅)、南田辺停留場、臨南寺前駅(現在の長居駅)、杉本町停留場、仁徳御陵前停留場(現在の百舌鳥駅)、上野芝駅、鳳駅、信太山停留場、和泉府中駅、阪和浜寺駅(現在の東羽衣駅)開業。
  • 1930年(昭和5年)1月1日: 我孫子観音前仮停留場(現在の我孫子町駅)が開業。
    • 4月1日: 営業距離の単位をマイルからメートルに変更(本線 13.0M→20.9km、支線 1.0M→1.6km)。
    • 6月16日: 和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅間 (40.3km) が複線電化で延伸開業し全通。久米田駅、土生郷駅(現在の東岸和田駅)、和泉橋本停留場、熊取駅、日根野停留場、長滝駅、新家停留場、信達駅(現在の和泉砂川駅)、山中渓駅、紀伊駅、六十谷停留場、阪和東和歌山駅(現在の和歌山駅)開業。
    • 12月6日: 我孫子観音前仮停車場を我孫子観音前停留場に変更。
  • 1931年(昭和6年)3月3日: 日根野停留場を日根野駅、新家停留場を新家駅に変更。
    • 6月3日: 美章園停留場が開業。
    • 10月10日: 六十谷停留場を六十谷駅に変更。
  • 1932年(昭和7年) - 信達駅を阪和砂川駅に改称。
    • 1月1日: 中之島停留場が開業。
    • 1月15日: 中之島停留場を阪和中之島停留場に改称。
    • 2月2日: 堺市停留場(1932年中に阪和堺停留場に改称、現在の堺市駅)、葛葉稲荷停留場(1932年中に阪和葛葉停留場に改称、現在の北信太駅)が開業。
    • 4月1日: 土生郷駅を阪和岸和田駅に改称。
  • 1933年(昭和8年)1月23日: 杉本町停留場を杉本町駅に変更。
  • 12月20日: 阪和天王寺駅 - 阪和東和歌山駅間で超特急運転開始。
  • 1934年(昭和9年)9月24日: 阪和貝塚駅が開業。
  • 1936年(昭和11年)9月25日: 阪和中之島停留場を紀伊中ノ島停留場に改称。
  • 1937年(昭和12年)9月3日: 阪和浅香山停留場(現在の浅香駅)が開業。
    • 12月: 「黒潮号」廃止。
  • 1938年(昭和13年)5月: 仁徳御陵前停留場を百舌鳥御陵前停留場に改称。
    • 5月22日: 阪和鶴ヶ丘停留場(現在の鶴ヶ丘駅)が開業。
  • 1939年(昭和14年)1月9日: 泉ヶ丘停留場が開業。
  • 1940年(昭和15年)3月1日: 富木停留場が開業。
    • 12月1日: 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、同社の山手線となる。
      • 阪和天王寺駅を南海天王寺駅、阪和鶴ヶ丘停留場を南海鶴ヶ丘停留場、阪和浅香山停留場を山手浅香山停留場、阪和堺停留場を堺金岡停留場、阪和浜寺駅を山手羽衣駅、阪和葛葉停留場を葛葉稲荷停留場、阪和岸和田駅を東岸和田駅、阪和貝塚駅を東貝塚駅、阪和砂川駅を砂川園駅、阪和東和歌山を南海東和歌山駅に改称。
  • 1942年(昭和17年)2月15日: 三国ヶ丘停留場開業。
  • 1944年(昭和19年)
    • 5月1日: 国有化され阪和線となる。
      • 南海天王寺駅を天王寺駅に、紀伊中ノ島停留場を紀伊中ノ島駅に、南海東和歌山駅を東和歌山駅に統合。
      • 停留場を駅に変更。南海鶴ヶ丘停留場を鶴ヶ丘駅、臨南寺前駅を長居駅、我孫子観音前停留場を我孫子町駅、山手浅香山停留場を浅香駅、堺金岡停留場を金岡駅、百舌鳥御陵前停留場を百舌鳥駅、山手羽衣駅を東羽衣駅、葛葉稲荷停留場を北信太駅、泉ヶ丘停留場を東佐野駅、砂川園駅を和泉砂川駅に改称。
    • 6月27日: 山中渓駅で電車衝突事故。4名死亡。
    • 8月1日: 鳳駅 - 東羽衣駅間が単線化。
  • 1950年(昭和25年)10月1日: 流電ことモハ52形電車によって特急料金不要の特急電車が復活する。天王寺駅 - 東和歌山駅間の所要時間58分。
  • 1958年(昭和33年)10月1日: 料金不要の特急電車、急行電車をそれぞれ快速、直行に改称。
  • 1960年(昭和35年)9月1日: 津久野駅が開業。
  • 1963年(昭和38年)4月1日: 和泉鳥取駅が開業。
  • 1965年(昭和40年)3月1日: 金岡駅を堺市駅に改称。阪和線初の有料特急列車として、「くろしお」・「あすか」運転開始。
  • 1967年(昭和42年)10月1日: 「あすか」を利用不振から廃止。
  • 1968年(昭和43年)3月1日: 東和歌山駅を和歌山駅に改称。
  • 1969年(昭和44年)4月25日: 直行を区間快速に改称。
  • 1972年(昭和47年)3月15日: 阪和線で新快速の運転開始。途中停車駅は鳳駅のみで、阪和間の所用時間が戦前の超特急と同じレベルの45分になる。
    阪和線にかつて運転されていた新快速(1978年9月撮影)
  • 1974年(昭和49年)6月: 鳳駅 - 東羽衣駅間が高架化。
  • 1977年(昭和52年)4月14日: この日限りで旧形電車の運行を終了。最後まで残ったのは70系4両とモハ72の2両であった。
  • 1978年(昭和53年)10月2日: 新快速を廃止。紀勢本線(和歌山駅 - 新宮駅)電化に伴い特急「くろしお」は電車化される。廃止された新快速は天王寺駅 - 御坊駅・紀伊田辺駅間を直通する快速列車に移行する。なお、鳳駅以南の架線を振り子対応とするが、この改正では所要時間短縮を余裕時分に向けたので、阪和間の所要時間は、戦前の超特急と同じである。
  • 1982年(昭和57年)1月29日: 天王寺駅構内で電車が車止めに衝突する事故が発生する。
  • 1984年(昭和59年)4月1日: 下松駅が開業。
  • 1984年(昭和59年)9月1日: 関西最初のホームライナーである「ホームライナーいずみ」、天王寺駅 - 日根野駅間で運転を開始。
  • 1986年(昭和61年)11月1日: 三国ヶ丘駅が区間快速停車駅になる。同時に昼間の区間快速は快速に格上げとなる。「ホームライナーいずみ」の運転区間を天王寺駅 - 和歌山駅間に延長して「はんわライナー」として運転を開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日: 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。日本貨物鉄道が杉本町駅 - 和歌山駅間の第二種鉄道事業者となる。
  • 1988年(昭和63年)3月13日: B快速の運転開始。
  • 1989年平成元年)7月22日: 天王寺駅構内の阪和線から大和路線への渡り線が開通し、特急「くろしお」が環状線を介して新大阪駅・京都駅まで直通運転を開始。
    • 8月27日: 天王寺駅構内で電車が車止めに衝突する事故が発生する。この事故により、緩衝式車止めを導入する。
    • 10月20日: 鳳駅 - 東羽衣駅間ワンマン運転開始。
  • 1991年(平成3年)4月1日: 天王寺駅 - 鳳駅間でATS-P使用開始。
  • 1993年(平成5年)7月1日: 天王寺駅 - 和歌山駅間で阪和線運行管理システム (SUNTRAS) 使用開始。
  • 1994年(平成6年)6月15日関西空港線が開業。223系電車による天王寺駅 - 関西空港駅間直通の快速を運転開始。
    • 9月4日: 関西国際空港開港に伴い、特急「はるか」、「関空快速」運転開始。日根野駅が全列車快速停車駅になる。鳳駅 - 日根野駅間でATS-P使用開始。
  • 1995年(平成7年)4月20日: 関空特快「ウィング」運転開始。
  • 1996年(平成8年)3月16日: 鳳駅以南の最高速度を120km/hに緩和し、最速列車は、戦前に運転されていた超特急の所要時間を更新する39分で阪和間を走破する(表定速度94.3km/h)。
  • 1999年(平成11年)5月10日: 「紀州路快速」運転開始。三国ヶ丘駅、紀伊駅、六十谷駅が標準快速停車駅になる。関空特快「ウィング」廃止。
  • 2000年(平成12年)3月11日 - 昼間の天王寺駅発着の快速を221系に置き換える。昼間の紀勢本線への快速は和歌山駅で系統分割される。
  • 2003年(平成15年)4月1日: 日本貨物鉄道の第二種鉄道事業(杉本町駅 - 和歌山駅間)廃止。
  • 2004年(平成16年)10月16日: 美章園駅 - 杉本町駅間上り線の高架化完成。
  • 2006年(平成18年)5月21日: 美章園駅 - 杉本町間駅下り線の高架化完成。
  • 2007年(平成19年)3月31日: 日根野駅 - 和歌山駅間でATS-P使用開始。
    • 7月12日: 東佐野駅 - 和泉橋本駅間の架道橋に高所作業車が接触、レールを押し上げたため上り電車が脱線。乗客1名と高所作業車に乗っていた2名が負傷[3]。天王寺駅 - 和歌山駅間全線の運転が約12時間にわたり見合わせとなる。
  • 2008年(平成20年)3月15日: 関西本線との連絡線が複線化。大阪環状線に直通する「直通快速」運転開始。
  • 2009年(平成21年)4月: 紀ノ川橋梁架け替え完了。上下線とも供用開始。

[編集] 駅一覧

  • 阪和線普通列車は天王寺駅 - 和歌山駅間の全駅に停車する(表中では省略)。特急列車の停車駅についてははるか (列車)くろしお (列車)を参照。
凡例
[阪]特定都区市内「大阪市内」の駅
停車駅 … ●:全列車停車、◆:一部の列車が停車、▼:下りのみ停車、|:全列車通過
駅名 駅間営業キロ 営業キロ 区間快速 B快速 直通快速 紀州路快速 関空快速 快速 はんわライナ丨 接続路線・備考 所在地
直通運転区間 大阪環状線大阪駅京橋駅経由天王寺駅まで(直通快速・紀州路快速・関空快速・快速)
○大阪環状線・梅田貨物線経由新大阪駅まで(B快速・快速)
[阪] 天王寺駅 - 0.0 西日本旅客鉄道大阪環状線(一部直通運転:上記参照)・関西本線大和路線
大阪市営地下鉄御堂筋線 (M23)・谷町線 (T27)
近畿日本鉄道南大阪線大阪阿部野橋駅
阪堺電気軌道上町線天王寺駅前駅
大阪府 大阪市
天王寺区
[阪] 美章園駅 1.5 1.5   大阪市
阿倍野区
[阪] 南田辺駅 1.5 3.0  
[阪] 鶴ヶ丘駅 0.9 3.9  
[阪] 長居駅 0.8 4.7 大阪市営地下鉄:御堂筋線 (M26) 大阪市
住吉区
[阪] 我孫子町駅 1.2 5.9  
[阪] 杉本町駅 1.0 6.9  
浅香駅 1.0 7.9   堺市
堺区
堺市駅 0.9 8.8  
三国ヶ丘駅 1.4 10.2 南海電気鉄道高野線
百舌鳥駅 0.9 11.1  
上野芝駅 1.3 12.4   堺市
西区
津久野駅 1.3 13.7  
鳳駅 1.4 15.1 西日本旅客鉄道:阪和線(羽衣線)
富木駅 1.2 16.3   高石市
北信太駅 1.7 18.0   和泉市
信太山駅 1.4 19.4  
和泉府中駅 1.5 20.9  
久米田駅 3.0 23.9   岸和田市
下松駅 1.2 25.1  
東岸和田駅 1.5 26.6  
東貝塚駅 1.5 28.1   貝塚市
和泉橋本駅 1.9 30.0  
東佐野駅 1.5 31.5   泉佐野市
熊取駅 1.5 33.0   泉南郡
熊取町
日根野駅 1.9 34.9 西日本旅客鉄道:関西空港線(一部直通運転:下記参照) 泉佐野市
長滝駅 1.4 36.3    
新家駅 2.3 38.6     泉南市
和泉砂川駅 1.9 40.5    
和泉鳥取駅 2.8 43.3     阪南市
山中渓駅 1.9 45.2    
紀伊駅 8.1 53.3     和歌山県
和歌山市
六十谷駅 3.9 57.2    
紀伊中ノ島駅 3.0 60.2    
和歌山駅 1.1 61.3   西日本旅客鉄道:紀勢本線(一部直通運転:下記参照)・和歌山線
和歌山電鐵貴志川線
直通運転区間 日根野駅から
○関西空港線関西空港駅まで(直通快速・関空快速)
和歌山駅から
○紀勢本線(きのくに線)紀伊田辺駅まで(快速)

[編集] 羽衣線

駅名 営業キロ 接続路線 所在地
鳳駅 0.0 西日本旅客鉄道:阪和線(本線) 大阪府堺市西区
東羽衣駅 1.7 南海電気鉄道:南海本線・高師浜線羽衣駅 大阪府高石市

[編集] 過去の接続路線

[編集] 脚注

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  1. ^ 車両に関するサービス(女性専用車両) - JRおでかけネット
  2. ^ 紀州路快速の平日朝の下り始発列車(1515H列車)のみ、日根野駅 - 和歌山駅間が各駅停車となり、列車の種別幕は「普通」を表示するが、種別上は「紀州路快速」であり時刻表でもそう掲載される。
  3. ^ 鉄道事故インフォメーション - 運輸安全委員会

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ


最終更新 2009年11月22日 (日) 01:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【阪和線】変更履歴

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