青空文庫

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青空文庫
URL
http://www.aozora.gr.jp/
タイプ 電子図書館
使用言語 日本語
項目数 約8200作品 (2009年7月現在)
閲覧 無料
登録 不要
著作権 青空文庫収録ファイルの取り扱い規準[1]に従う
営利性 非営利
設立 1997年2月[2]
現状 作品数増加中
  

青空文庫(あおぞらぶんこ)は、著作権が消滅し、パブリックドメインに帰した文学作品を収集・公開しているインターネット上の電子図書館である。

目次

[編集] 概要

著者の没後50年を経て著作権の消滅した、明治から昭和初期の作品が蔵書の大部分を占める。外国語作品の翻訳や著者自身により無償閲覧の認められた現代の作品もある。ジャンルは政治から趣味まで幅広いが、比較的文学作品(時代小説・探偵小説などの娯楽作品も含む)が多い。必ずしも著名な作品が全て揃っているとは言えないが、日本語作品に関しては相当充実してきている(外国語作品の場合、翻訳者の著作権の関係で、まだ数が少ない)。また、マイナーな作品を保存・紹介できる利点もある。作品の電子化は現在進行形で進められており、2009年7月現在で約8200作品が収録されている。古くは森鴎外夏目漱石芥川龍之介など、近くは中島敦(1942年没)、太宰治(1948年没)、林芙美子(1951年没)、宮本百合子(1951年没)、堀辰雄(1953年没)、坂口安吾(1955年没)、高村光太郎(1956年没)などの作品がある。

テキストファイルを作成する時に用いられる元の本を底本(ていほん)という。一部の底本では挿絵・図が添付されている場合もあるが、ほとんどの場合、文章の著者と挿絵の著者は別であり、著作権の消滅時期も異なるため文章だけの公開にならざるを得ない作品も多い。

各作品はボランティアの手によりJIS X 0208漢字の範囲で青空文庫形式テキストファイルやHTMLとして電子化されている。また、「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」に従い自由に利用出来るため、その収録作品はパーソナルコンピュータのみならずPDA携帯電話などの環境でも利用されている。テキストファイルである事から、大きな文字で印刷したり、テキストを読み上げるソフトウェアと組み合わせるなど、視覚障害者向けとしても利用が期待されている。

「青空文庫収録ファイルの取り扱い規準」に従っていればよいため、この無料の電子書籍を印刷して製本したり、独自のフォーマットで圧縮するなどして電子書籍として販売する業者もいる(例:ダイソー)。しかし、これにより青空文庫自体が利潤を得ている訳ではない。

[編集] 青空文庫形式

テキストファイルを青空文庫に収録する際にテキストファイルが従わなければならない書式のことを青空文庫形式という。

[編集] 特徴

青空文庫形式は、テキストファイルとして多くの環境で読む事ができるように規格化されている。できる限り底本の忠実な再現を目指しているが、改行や挿絵などの情報は原則として含まれない。

青空文庫形式に対応しているテキストビューアやテキストエディタもあり、ルビや傍点などの再現も可能である。また、これらのテキストビューアでは本来の青空文庫形式に含まれない挿絵の情報を挿入したり、縦書き表示にしたりすることも可能であり、テキストを読みやすくするための様々な機能が用意されている。

これらのソフトウェアに関しては有料・無料問わず色々なものがある。詳しくは以下の外部リンクを参照。

[編集] ルビの表記

ルビの表記は |と《》によって表現される。ルビを《》で囲んだり|でルビのかかる文字列を特定するのは、視覚障碍者読書支援協会(BBA)の原文入力ルールに合わせたものである。

青空|文庫《ぶんこ》

とあれば、「ぶんこ」というルビが「文庫」についていることを示す。

本日は晴天《せいてん》なり。

のように、仮名と漢字の間に|が入る場合は|を省略することも出来る。

|ブルースカイ《青空》

のように、仮名にルビを強制的に振る時に使用することもある。

[編集] 入力者注

底本の再現の補助として入力者注の形式も定められている。

これ[#「これ」に傍点]を、使って下さい。
喉を掻き※[#「てへん+劣」、第3水準1-84-77]《むし》って

のように傍点を入れたり、JIS X 0208漢字に含まれない旧字や外字などを説明したりする時などに使われることが多い。

[編集] 著作権保護期間延長問題

2003年以降、米国政府は「年次改革要望書」を通じ、日本政府に対して著作権の保護期間を「個人の場合は死後70年・法人の場合は公表後95年」に延長することを要求している。これを受けて文化庁は、2007年中に文化審議会著作権分科会で結論を得ると表明している。保護期間を延長する法改正が実際にされた場合、青空文庫は改正法の施行から最短でも20年間は新規の作品登録が困難になるおそれがあるため、2005年1月1日付けで反対声明を公表した。さらに、2007年1月1日からは同趣旨の請願署名を開始した[3]

日本国外では現に、エリック・エルドレッドオーストラリアプロジェクト・グーテンベルクの活動が著作権保護期間延長によって困難になってきている。青空文庫が延長反対を表明し、請願署名を行っているのも[4]、そうした前例を受けてのことである。

[編集] 脚注

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[編集] 関連書籍

  • 『青空文庫へようこそ――インターネット公共図書館の試み』 青空文庫・本とコンピュータ編集室、トランスアート〈Honco双書〉、1999-11-11、初版。ISBN 4-88752-115-4 - 青空文庫と季刊『本とコンピュータ』編集部との共同編集。
  • 『インターネット図書館 青空文庫』 野口英司、はる書房、2005-11-15、初版。ISBN 4-89984-072-1 - DVD-ROM1枚が資料として付属している。
  • 『青空文庫 全』 - 2007年10月末から全国の公共図書館に無償配布したDVD-ROM付き小冊子。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年10月12日 (月) 10:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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