iD (クレジット決済サービス)

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コインパーキングに設置されたiD決済用の防水R/W

iD(アイディ)は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTTドコモ)が運営する決済ブランドである。

尚、NTTドコモの My docomo で利用される「docomo ID」やNTTドコモのiモードで利用される「iモードID」とは無関係である。

目次

[編集] 概要

NTTドコモが運営する非接触決済ブランドであり、NTTドコモが2005年11月8日に発表し[1]、同年12月1日にこれを採用した初のサービスである三井住友カード株式会社の「三井住友カードiD」が開始された[2]。その後、NTTドコモもこれを採用した「DCMX」の受付を2006年5月26日(「DCMX mini」は同年4月28日[3])に開始している[4]

サービスが開始された当初は、日本のみの利用に限られたが、2008年に国際展開を開始している[5]。日本の非接触決済ブランドの国際展開はiDが初である。

「iD」の名称の由来は「Identity(存在証明)」と、身分証明書を意味する「ID」。レオナルド・ダ・ビンチの絵画(『ウィトルウィウス的人体図』)を使用した広告展開がなされている。

会員の数は、2008年12月末に1000万を突破している[6]

なお、iD会員番号は16桁であり、いずれも690011から始まる。

[編集] しくみ

NTTドコモがブランドを運営し、NTTドコモ及びNTTドコモと提携するクレジットカード会社が会員にサービスを提供する。NTTドコモと提携するクレジットカード会社の場合は、NTTドコモと提携するクレジットカード会社が発行するクレジットカード(一部を除く)の会員である必要があるが、NTTドコモの場合はiDのみを申し込む事が出来る(「DCMX」及び「DCMX GOLD」はクレジットカード(DCMXカード)も発行される)。

携帯電話キャリアであるNTTドコモが運営する為、携帯電話(おサイフケータイ)が無ければ利用する事が出来ないと誤解されがちであるが、大和ハウスフィナンシャル株式会社の様におサイフケータイでの利用に対応していないものも存在する(「#利用方法」を参照)。

また、三井住友カードが開発に加わった経緯から、(VJA分も含めて)紐付けでiDに対応となる親カードの提携国際ブランドはVISAマスターカードのみのカード会社が多いが、三井住友/VJA以外のカード会社ではこれ以外の提携国際ブランド(JCBなど)のカードでもiDに対応させているところもある(iDが国際展開を開始し、クレジットカードの国際ブランドと競合することとなっている。)。

[編集] 利用方法

[編集] 携帯電話

おサイフケータイを用いてiDを利用するものである。クレジットカードに追加して利用されるサービスの形を採り、iDのみを申し込む事は出来ない(NTTドコモのDCMXを除く。但し、「DCMX」及び「DCMX GOLD」はクレジットカード(DCMXカード)も発行される。)。

iDに対応しているクレジット会社の内、大和ハウスフィナンシャルを除く各社がおサイフケータイでの利用に対応している。しかし、三井住友カードの「三井住友銀聯カード」やイオンクレジットサービス株式会社のハウスカード[7]など一部は対応していない。また、提携カードの一部や法人カードの一部も対応していない。

おサイフケータイは、NTTdocomoのiモードFeliCaを搭載するものがiDに対応している(「iDに対応しているおサイフケータイ」を参照)。

[編集] 専用カード

iDの機能を搭載した専用のカードを用いてiDを利用するものである。クレジットカードに追加して利用されるサービスの形を採り、専用カードのみを申し込む事は出来ない。

iDに対応しているクレジット会社の内、三井住友カードなど一部が発行している。これを用いる場合は、対応機種を持っていなくてもiDを利用する事が出来る。尚、対応機種を持っている場合は、専用カードと対応機種の両方でiDを利用する事が出来る。

iDネット決済には対応していないので、これを利用したい場合は対応機種を用いる必要がある。

[編集] クレジット一体型カード

iDの機能を搭載したクレジットカードを用いてiDを利用するものである。

iDに対応しているクレジット会社の内、三井住友カードなど一部が発行している(株式会社三重銀カードの場合は株式会社三重銀行と提携し発行する「どれでもカード」がiDを搭載する)。これを用いる場合は、対応機種を持っていなくてもiDを利用する事が出来る。尚、対応機種を持っている場合は、一体型カードと対応機種の両方でiDを利用する事が出来る。

iDネット決済には対応していないので、これを利用したい場合は対応機種を用いる必要がある。

[編集] サービス

クレジットカードと同様にショッピング及びキャッシングを利用する事が出来る。おサイフケータイ、専用カード又はiDの機能を搭載するクレジットカードを端末に翳すだけで利用する事が出来る。

[編集] ショッピング

1回当たりの利用金額が1万円以内の場合、おサイフケータイとR/Wの認証完了次第利用票が印字され、電子マネー同様スピーディーなショッピングが出来る。

利用金額が1万円を超える場合は、暗証番号を所定のキーパッドに入力し、クレジットカードと同じく原則オンライン(ケースによっては電話承認)で信用承認を取得(オーソリゼーション)するため、スピーディーなショッピングはできない。

[編集] iDネット決済

iDをおサイフケータイで利用している場合は、携帯電話のインターネット接続機能を利用するショッピングでの決済にも利用する事が出来る。機種としては、NTTdocomoのFOMAが対応している(「#iDに対応しているおサイフケータイ」を参照)。

[編集] キャッシング

am/pmに設置されている@BΛNK九州地方を除く)でキャッシングを利用する事が出来る。ATMのリーダーライター部分におサイフケータイを翳すだけで利用する事が出来る。

iDに対応しているクレジット会社の内、株式会社三井住友銀行と提携しているものがこれに対応する(NTTドコモは「DCMX mini」を除く)。但し、iDの機能を搭載するクレジットカードは、iDのキャッシングを利用する事は出来ないので、これを利用したい場合はおサイフケータイを用いる必要がある。

[編集] 加盟店

決済端末数は、約39万台である[6]

[編集] 日本

コンビニエンスストアでは、ローソンファミリーマートサークルKサンクスam/pmココストアエブリワンアズナスアンスリーなどが全ての店舗(一部を除く)に導入しているほか、デイリーヤマザキが全ての店舗への導入を進めている。レコード店では、タワーレコードサウンドファースト(一部のみ)で導入している。家電量販店では、コジマヨドバシカメラビックカメラで導入している。外食では牛角、土間土間、しゃぶしゃぶ温野菜などを手がける、レインズインターナショナルがいち早く導入を開始した。

自動販売機に於いては、日本コカ・コーラシーモ2を搭載しているものがiDでの決済に対応している。

またNTTドコモは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)と提携し、iD及びJR東日本のSuicaを利用する事が出来る共通インフラ・端末を開発し、共通インフラを運営する有限責任事業組合を設立、同インフラの運営・普及を進めている。加えてこの共同インフラには、EdyQUICPayも参加することも、後日発表された。さらにSuicaとの相互利用という面においては、首都圏のPASMOや、JR西日本ICOCAも加わったことになる(ただし、PASMOとICOCAの間での相互利用はできない)。既にSuicaやEdyを導入している店舗に加え、どの電子マネーを導入しようか決まらず二の足を踏んでいる店舗にも、複数の電子マネーを1つの端末で処理できる事をアピールし、iDの更なる普及に努めていくとしている。

その一環として、2007年2月から、2008年度中までにジャスコなどイオンショッピングセンター全3,700店舗で、iDとSuica(JR東日本エリアと中部地区)またはICOCA(JR西日本エリア)が共に利用できるよう整備を進めている。

2007年10月から2年間かけて、マクドナルド全3,800店舗で、iDとトルカが利用できるよう(Edyも利用可能)整備が進められてきたが、2009年8月28日に、全店への導入が完了した(一部店舗を除く)。

[編集] 海外

iDは、日本の非接触決済ブランドで唯一海外でも利用する事が出来る[5]。ただし、通常のクレジットカードにおける海外利用の場合と異なり、その場で所定のレートにより日本円換算が行われる。利用する事が出来る地域は、次の通りである。

[編集] iDに対応しているクレジット会社

次の各社がiDに対応している(括弧内はサービスの名称) 

  • エヌ・ティ・ティ・ドコモ (DCMX)

以下、三井住友カード傘下

以下、個別会社

[編集] iDに対応しているおサイフケータイ

NTTdocomoのおサイフケータイで利用する場合の対応機種は、次の通りである。

一部機種では利用できるサービスに制限あり。

[編集] FOMA

[編集] docomo STYLE series

F-02A - N-02A - N-03A - N-05A - P-02A - P-03A - P-06A - SH-02A - F-08A - L-04A - N-08A - P-08A - P-10A - SH-05A

[編集] docomo PRIME series

F-01A - F-03A - N-01A - P-01A - SH-01A - SH-03A - F-09A - L-06A - N-06A - N-07A - P-07A - SH-06A

[編集] docomo SMART series

F-04A - N-04A - P-04A - P-05A - N-09A - P-09A

[編集] docomo PRO series

SH-04A - SH-07A

[編集] 9シリーズ

[編集] 7シリーズ

[編集] mova

NTTドコモのDCMXは、movaには対応していない。

[編集] 関連項目

[編集] 脚註

  1. ^ "クレジットブランド「iD」の提供を開始" (日本語). 2008-9-7 閲覧。
  2. ^ "「三井住友カードiD(アイディ)」本日よりスタート!" (日本語). 2008-9-7 閲覧。
  3. ^ "ドコモのクレジットサービス「DCMX®」の提供を開始" (日本語). 2008-9-7 閲覧。
  4. ^ "「DCMX®」の受付を開始" (日本語). 2008-9-7 閲覧。
  5. ^ "日本の非接触IC電子マネーとして初!後払い電子マネー「iD」が海外利用に対応" (日本語). 2009-02-07 閲覧。
  6. ^ "後払い電子マネー「iD」の会員数が全国で1,000万を突破" (日本語). 2009-02-07 閲覧。
  7. ^ イオンカード会員規約に定める「プロパーカード」。

[編集] 外部リンク


最終更新 2009年12月3日 (木) 07:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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