NHKマイルカップ

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NHKマイルカップ
開催地 東京競馬場
施行日 2009年5月10日
格付け GI
1着賞金 9200万円
距離 芝1600m
出走条件 サラブレッド系3歳牡馬牝馬(国際)(指定)
負担重量 牡馬57kg、牝馬55kg
第1回施行日 1996年5月12日
  

NHKマイルカップ(えぬえいちけいマイルカップ)とは日本中央競馬会(JRA)東京競馬場1600mで施行する中央競馬重賞GI競走である。正賞は日本放送協会杯、日本馬主協会連合会会長賞。優勝杯を提供するNHKから冠名が付けられている。

目次

[編集] 概要

第14回NHKマイルカップ
(2009年5月10日、ジョーカプチーノ優勝)

本競走は1953年から1995年までの43年間、クラシック競走東京優駿(日本ダービー)トライアル競走として施行されていたNHK杯を前身とし1996年における中央競馬の番組改定で4歳(現3歳)の外国産馬が当時東京優駿へ出走できなかったため目標となる大レースが無く、そこで4歳(現3歳)の外国産馬の目標となる大レースを創設する目的で4歳(現3歳)牡馬牝馬限定の混合・指定の定量の重賞(GI)競走「NHKマイルカップ」として新設、第1回は現在と同じく東京競馬場の芝1600mで施行された。

歴代優勝馬には日本調教馬で初めて海外のG1競走(モーリス・ド・ギース賞)を制したシーキングザパールジャパンカップ優勝・サンクルー大賞優勝・凱旋門賞2着などの成績を残したエルコンドルパサーなど、日本内外の国際競走で活躍した競走馬が名を連ねる。

なお、NHKマイルカップという名称が決まるまではJRAからは「マイルダービー」という仮称で広報されていた。

東京優駿が外国産馬に開放されるまでの2000年まで通称「マル外ダービー」といわれ、3歳(旧4歳)外国産馬にとって春競馬の最大目標と位置付けられていた。しかし2001年に外国産馬へのクラシック開放が実現すると本競走を東京優駿の前哨戦にする陣営もあり過去には第6回優勝馬クロフネ、第7回優勝馬テレグノシス、同3着馬タニノギムレット、第9回優勝馬キングカメハメハ、第13回優勝馬ディープスカイなどが本競走から東京優駿に出走しておりタニノギムレット、キングカメハメハ、ディープスカイは東京優駿を制覇している。

また近年では、競走馬の距離適性を最優先したローテーションを重視する考え方が定着したことなどから、外国産馬の最大目標という当初の位置づけから、内国産馬・外国産馬を問わない3歳(旧4歳)マイル最強馬決定戦へとその位置付けが変わり、2005年には内国産の桜花賞優勝馬ラインクラフトが出走し優勝している。

桜花賞皐月賞優駿牝馬(オークス)東京優駿(日本ダービー)菊花賞のクラシック競走及び秋華賞のうちのいずれか2つのレースと絡めて、変則三冠競走と扱われる場合がある。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牡馬・牝馬の競走馬及び優先出走権及び出走権(ファルコンステークス・桜花賞・皐月賞の2着以内入賞馬及びマーガレットステークスの優勝馬)を得た地方所属の牡馬・牝馬の競走馬(5頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)でクラシック競走同様、騸馬の出走は不可[1]。なお、ニュージーランドトロフィーの上位3着までに入賞した競走馬は優先出走権で出走できる。

負担重量は定量で牡馬は57キロ、牝馬は55キロである。

総額賞金は1億7420万円で1着賞金9200万円、2着賞金3700万円、3着賞金2300万円、4着賞金1400万円、5着賞金920万円と定められている。

現在の優勝レイは赤色地に金色文字で、「NHK」の部分はNHKのロゴデザインがそのまま引用されている。

この競走のテレビ中継に関してはNHKが優先権を持って放送に臨んでおり、フジテレビ関西テレビは自局番組では単に「マイルカップ」と呼称し「NHKマイルカップ」の呼称を使い始めたのは創設4年後の2000年の第5回からのことである。なお、NHK杯は「ダービートライアル」と呼称していた。その影響もあり、フジテレビ系列でGI・JpnI競走のみ競馬中継を放送する岩手めんこいテレビテレビ熊本はこのレースを放送しない[2]。またこのレースを中継するNHKの番組には、その年の大河ドラマ連続テレビ小説の出演者がゲストとして出演することがある。1996年の第1回競走、及び2005年以降の競走ではNHK交響楽団の金管メンバーが発走時のファンファーレを演奏している。

[編集] 主なステップレース

以下はNHKマイルカップに出走する競走馬が主にステップレースとする競走。

競走名 格付 団体 施行競馬場 施行距離 備考
1 ファルコンステークス GIII 中央 中京競馬場 芝1200m
2 毎日杯 GIII 中央 阪神競馬場 芝1800m
3 マーガレットステークス OP 中央 阪神競馬場 芝1400m
4 ニュージーランドトロフィー GII 中央 中山競馬場 芝1600m NHKマイルカップトライアル
5 桜花賞 JpnI 中央 阪神競馬場 芝1600m
6 皐月賞 JpnI 中央 中山競馬場 芝2000m
7 橘ステークス OP 中央 京都競馬場 芝1200m

ニュージーランドトロフィーはトライアル競走に指定されており、上位3着までに入着した馬にはNHKマイルカップの優先出走権が与えられる。

[編集] 歴史

  • 1996年 - 東京競馬場の4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定の混合競走・指定交流競走の定量の重賞(GI)競走「NHKマイルカップ」として新設。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳牡馬・牝馬」から「3歳牡馬・牝馬」に変更。
  • 2002年 - 同時期に行われるくらやみ祭りの開催を考慮し、土曜日に変則開催される。
  • 2007年
    • 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIに変更。
    • 当時大井所属の内田博幸が地方競馬騎手では3人目の中央JpnI(GI)制覇。
    • 三連単の馬券がJRAの重賞競走において、当時の最高額(全体でも第7位)の973万馬券(97398.7倍。現在は2008年の秋華賞の1098万馬券(109820.2倍)が最高額)を記録。
  • 2009年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。
    • 重賞格付け表記をGIに戻す。
    • 8位入線のサンカルロが、2度の進路妨害により18着に降着。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1996年5月12日 タイキフォーチュン 牡3 1:32.6 柴田善臣 高橋祥泰 (有)大樹ファーム
第2回 1997年5月11日 シーキングザパール 牝3 1:33.1 武豊 森秀行 植中倫子
第3回 1998年5月17日 エルコンドルパサー 牡3 1:33.7 的場均 二ノ宮敬宇 渡邊隆
第4回 1999年5月16日 シンボリインディ 牡3 1:33.8 横山典弘 藤沢和雄 シンボリ牧場
第5回 2000年5月7日 イーグルカフェ 牡3 1:33.5 岡部幸雄 小島太 西川清
第6回 2001年5月6日 クロフネ 牡3 1:33.0 武豊 松田国英 金子真人
第7回 2002年5月4日 テレグノシス 牡3 1:33.1 勝浦正樹 杉浦宏昭 (有)社台レースホース
第8回 2003年5月11日 ウインクリューガー 牡3 1:34.2 武幸四郎 松元茂樹 (株)ウイン
第9回 2004年5月9日 キングカメハメハ 牡3 1:32.5 安藤勝己 松田国英 金子真人
第10回 2005年5月8日 ラインクラフト 牝3 1:33.6 福永祐一 瀬戸口勉 大澤繁昌
第11回 2006年5月7日 ロジック 牡3 1:33.2 武豊 橋口弘次郎 前田幸治
第12回 2007年5月6日 ピンクカメオ 牝3 1:34.3 内田博幸 国枝栄 金子真人ホールディングス(株)
第13回 2008年5月11日 ディープスカイ 牡3 1:34.2 四位洋文 昆貢 深見敏男
第14回 2009年5月10日 日本の旗ジョーカプチーノ 牡3 1:32.4 藤岡康太 中竹和也 上田けい子

※国際競走となった2009年以降は国旗を表記。

[編集] NHKマイルカップの記録

  • レースレコード - 1:32.4(第14回優勝馬ジョーカプチーノ)
  • 2着との最大着差 - 5馬身(第9回優勝馬キングカメハメハ)
  • 最多勝騎手 - 3勝 武豊(第2、6、11回)
  • 最多勝調教師 - 2勝 松田国英(第6、9回)

[編集] 脚注

  1. ^ ただしクラシック競走と違い、本競走では騸馬排除の根拠とされる「繁殖馬の選定」を明確に謳っているわけではない。これは朝日杯フューチュリティステークスニュージーランドトロフィーでも同様である。
  2. ^ 同じくGI・JpnI競走のみ競馬中継を放送するさくらんぼテレビジョンはこのレースを中継している。岩手めんこいテレビでも2001年までは放送していた。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月25日 (日) 04:37 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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