NetBeans

NetBeansの最新ニュースをまとめて検索!

NetBeans IDE
NetBeans
最新版 6.7 ML (2009年6月29日)
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 統合開発環境
ライセンス CDDL,GPL2,[1]
公式サイト www.netbeans.org
  

NetBeansネットビーンズ)とは、サン・マイクロシステムズを中心としたコミュニティにより開発されている、オープンソースJava統合開発環境(IDE)である。このIDEは、NetBeans Platformを利用して開発されており、様々なモジュールを組み込むことが可能である。NetBeansの特徴の一つであるGUIエディタ(Project Matisse)もその一つである。IDE自体がJavaで書かれていることから、Java VMを搭載したオペレーティングシステム上で動作が可能である。なお公式にサポートしているオペレーティングシステムは、以下のものである。

  • Microsoft Windows Vista
  • Microsoft Windows XP Professional SP2
  • Microsoft Windows 2000 Professional SP3
  • Ubuntu 7.x
  • Red Hat Enterprise Linux 4
  • Solaris 10
  • Sun Java Desktop System
  • Mac OS X 10.4.9

目次

[編集] 特徴

ほぼ100%Javaで書かれている統合開発環境である。バージョン4.0以降は、JavaVM自体の大幅な高速化もあって、ネイティブな環境との速度差は感じないとされる。

このソフトウェアはJavaを開発しているサン・マイクロシステムズが開発していることから、最新版のJavaにいち早く対応できるという利点がある。Java2 SE 5.0が登場した際には、新機能であるJava Genericsやアノテーションに、他の統合開発環境に先んじて対応した。また、GUI開発はNetBeansがJava統合開発環境の中で秀でており、「フリーデザイン」によるコンポーネントの配置などの優れた機能を持つ。

Java統合開発環境として既に広く使われているEclipseと比較されることが多い。現状、シェア、多機能性、プラグインの豊富さは、Eclipseに一日の長がある。NetBeansは3.51までJava Look&Feelを使用していたため、特にWindowsユーザーに受け入れられにくかったようである。3.6でLook&FeelをSystemLook&Feelに変更したことにより、ユーザーが増加しはじめた。

なお、4.0からは、Java SE/EEのリファレンス的な開発環境としての側面が強まっている。5.5からは、WebサービスパーシスタンスAPI等に対するスムーズな開発を可能にしており、UMLJSFのビジュアル開発なども取り込まれた。

6.0の特徴としてRubyJavaScriptのサポート、プロファイラの統合、ビジュアルWebJSFと通常のWEBプロジェクトの統合、Swingアプリケーションフレームワーク、そして大幅なエディタの見直しやレスポンスの改善などがあげられる。Java言語以外のサポート、複数バージョンのTomcatサーブレットコンテナや各種アプリケーションサーバの対応など標準機能でカバーする範囲が広がったのが特徴である。また、使用者の利用するパッケージを選択できるインストーラもいままでになかったものである。

6.1では新たに暫定版ではあるもののPHP対応がされた。また、Rubyの更なるサポート、JavaScriptの本格サポートなどJava以外の言語の対応が充実したのも特徴である。また、標準API以外のサポートは珍しいのだが、Spring2.5がWebプロジェクトのフレームワークとしてサポートされた。JSR311 としてRESTful Web サービスもサポートされ、Javaの最新技術も引き続き先行搭載されていくようである。バージョン管理システムとしてMercurialが標準サポートされたが、これはNetBeans自体のバージョン管理にMercurialを使うようになったためだろう。

6.5では新たに暫定版ではあるもののPythonに対応した。またPHPが正式に標準対応した。そのほかJavaScriptのフレームワークにも対応し、prototype.js、jQueryなどをすぐに設定し使用することが可能になり、それぞれのフレームワークに合わせた補完も効くように強化された。NetBeansのJavaは標準API以外のサポートが比較的珍しいのだがHibernateがサポートされ、HQLを即座に試せるようになっている。データベースの扱いが強化され、データの編集にSQLをうたなくても容易に行えるようになった。

今までは英語版から一ヶ月程度遅れてML(多言語)版が登場するのが普通であったが、NetBeans6.5では同時リリースされている。同じJava製のIDEとしてEclipseが多言語の対応が弱くなっていったのとは対称的である。

6.7ではJIRABugzillaといった課題追跡に対応した。また、継続的インテグレーションツールであるHudsonとの統合機能も追加された。プロジェクトの形式として従来のAntベースのもののほかにMaven2が標準でサポートされた。あわせてPHPUnit 、Selenium 、Ruby のリモートデバッグ、C/C++でのプロファイリングなどがサポートされたこともあり、品質向上のための機能が大幅に強化されたのが本バージョンでの最大の特徴である。

[編集] 歴史

NetBeansは、1996年に始まったチェコの学生によるプロジェクトであるXelfiにその源流を持つ。XelfiはJavaで書かれた最初のIDEであり、1997年に最初のプレリリースが行われている。やがてXelfiは、チェコの実業家Roman Stanekの支援を得、ネットワーク環境を前提としたJava Beansコンポーネント開発用のIDEとして開発が進められることになった。この基本構想が、NetBeansの名前の由来となっている。NetBeansの名を冠した最初のリリースは、1999年である。

この1999年は、NetBeansにとって重要な年であった。より良いJava開発環境を求めていたサンが、NetBeansと契約。サンは、その後別のツールであるForteを獲得したが、ForteではなくNetBeansをForte for Javaの名の下にリリースを行った。これは当時の知名度を優先したビジネス判断であった。しかし、ほどなくNetBeansの名は復活し、現在に至っている。なお、Xelfiに関わったメンバーの多くは、現在もNetBeansコミュニティで活躍している。

[編集] ライセンス

NetBeansのコードの大部分は、Common Development and Distribution License (CDDL)とGNU General Public License v2 (GPLV2)のデュアルライセンスの下でソースコードを公開している。CDDLは、Mozilla Public License (MPL)をベースとしたOSI承認ライセンスの一つである。

[編集] 関連製品

  • Java Studio Creator - サンが開発したNetBeansベースの無償の統合開発環境。VBに慣れたプログラマでも取り込めるようウェブGUI開発をDreamweaverを使うような感覚で容易に行うことができる。

[編集] ねこび~ん

カネウチカズコにより作成され、日本コミュニティを介して提唱されたマスコットキャラ。とNetBeansをかけあわせたもの。Creative Commons 表示-継承 2.1Jでライセンスされており、ウィキメディアコンテンツにもアップロード可能である。

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
ウィキブックス
ウィキブックスJava関連の教科書や解説書があります。
NetBeans
ねこび~ん

最終更新 2009年11月21日 (土) 06:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【NetBeans】変更履歴

ご利用上の注意