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PCエンジン(初代機)(上)、TurboGrafx-16(下)
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| メーカー | NECホームエレクトロニクス |
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| 種別 | 据置型ゲーム機 |
| 世代 | 第4世代 |
| 発売日 | |
| CPU | MOS 65C02 |
| GPU | HuC62 |
| 対応メディア | HuCARD アーケードカード CD-ROM2 SUPER CD-ROM2 |
| 対応ストレージ | バッテリーバックアップ |
| コントローラ入力 | ケーブル |
| オンラインサービス | 通信Booster |
| 次世代ハードウェア | PC-FX |
PCエンジン(ピーシーエンジン、PC Engine)とは、1987年10月30日に日本電気ホームエレクトロニクス(NECホームエレクトロニクス)から発売されたHE-SYSTEM規格に基づく家庭用ゲーム機である。当時のメーカー希望小売価格は24,800円。広義ではHE-SYSTEM対応マシンの総称、狭義では初代機、通称「白エンジン」を指す。
欧米市場ではTurboGrafx-16(ターボグラフィックス16)の商品名で発売された。
目次 |
[編集] 概要
[編集] ハードウェア
当時市場で圧倒的シェアを得ていた任天堂のファミリーコンピュータの次世代機を狙い登場した家庭用ゲーム機の一つ。同時期において、任天堂に対抗できた数少ない成功したゲーム機の一つである。ハードウェアは実質ハドソンが開発したものである。
CPUは6502カスタムを使用し、強力なグラフィック、スプライト機能を持った「HuC62」チップセットを採用している。CPUは8ビットだが、グラフィック周りなど一部の処理は実際に16ビットである。メモリはDRAMではなく、CPUのキャッシュメモリなどに使用される高速で非常に高価なSRAMが搭載されていた。8ビット機ながら高速なプロセッサ、高速メモリアクセスなど洗練された設計思想により、後発の16ビット機と比べても遜色のない高速処理を実現している。
シューティングゲームやアクションゲームなどの二次元処理のゲームではバックグラウンド枚数の制約上苦手であった二重スクロール等の表現を、ラスタースクロール+スプライトやDMAによるキャラクタ書き換え等のプログラムの工夫により、擬似的ながらも再現していたゲームもあった。
[編集] ソフトウェア
ソフトウェアは、当初「HuCARD」(ヒューカード)と呼ばれるICカード型のROMで提供されていたが、その後CD-ROM「CD-ROM2システム」に提供媒体が移行していった。なお、PCエンジンCD-ROM2システムは、世界初となるCD-ROMを媒体として採用した家庭用ゲーム機の周辺機器であり、PC-8801MCのCD-ROMドライブとしても使えるためパーソナルコンピュータ用の周辺機器でもある。
セーブデータのバックアップ方法として外部記憶ユニットを採用し、拡張端子で接続できるようにすることで、ファミコンなどで広く採用されていたカートリッジ内蔵式のバッテリーバックアップと比べて大きな容量を確保することを可能にし、また複数タイトルのデータを1台のユニットで管理出来るようにしている。ただし、最初期は外部記憶ユニットが発売されなかったため、RPGを中心にパスワード式を採用したタイトルも存在した。
NECホームエレクトロニクスは、元々ハードウェア製造メーカーであるため、同業他社である任天堂やセガのようにハード・ソフト両方を自社開発することができない。この為、初期ソフトのラインナップを充実させるため、ハドソンがその役目を果たした。初代プレイステーションも似たようなシチュエーションではあったが、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は同グループ系列にある音楽・映画部門のノウハウを生かし、割と早期に問題を解決する。一方のNECホームエレクトロニクスにはそのようなグループが無かった為、PCエンジン発売の同年にゲームソフト開発・音楽ソフト開発会社であるNECアベニューを設立させた。自社グループによるソフト開発・発売はハード発売から約1年の時間を要した。
[編集] 仕様
- CPU+音源:6502カスタムの「HuC6280」
- VDC:HuC6270
- VCE:HuC6260
- メインRAM:8KB
- VRAM:64KB
- 表示画素数:336 x 224 (最大512 x 224) 内部は縦240
- 横方向の画素数は3種類(256,336,512)から自在に選択して切り替えることができる。このおかげでシューティングゲームではアーケードの雰囲気に似せた「縦画面モード」をオプションや裏技で選択できたゲームも多い。
- なお、最大画素数の512 x 224はHuCARDのTVスポーツバスケットボール(選手選択画面)や、CD-ROM2のシャーロックホームズ(全編),シャドウオブザビースト(OPデモ)で使われている。VDC(HuC6270)が16ビットのレジスタを持っているため、横512の座標も通常と同様に問題なく扱うことができる。キャラクタ単位ではなく画素単位で制作したグラフィックを512 x 224画素目一杯に表現することにおいては、VRAMの容量が不足していたが、8 x 8画素のキャラクタを並べて画面を作る「BG画面」形式だったため、少ない容量のVRAMでも高解像度表示が可能だった。この高解像度を利用しているソフトが多くない理由は、VRAM容量の不足から画素単位で制作したグラフィックをフル画面表示しづらいことや、キャラクタが小さくスプライトが複数並び易い状況になるために、横並び制限でのスプライト欠けが生じ易いことなどが挙げられる。
- 表示画素数:336 x 224 (最大512 x 224) 内部は縦240
- 同時発色数:最大512色(BG:8×8ドット内256色中16色 スプライト16×16ドット内256色中16色)
- スプライト:最大64個(1つのスプライトの最大は32x64)
- バックグラウンド:1面
[編集] その他
- 欧米市場で販売された際にはTurboGrafx-16(HES-TGX-01 1989年9月発売)と命名された。日本国内版のCD-ROM2にあたるTurboGrafx-CD(HES-CDR-01 TurboGrafx-16と同時発売)やPCエンジンGTと同機能のTurboExpress(HES-EXP-01 1990年11月発売)、PCエンジンDuoと同機能のTurboDuo(HES-DUO-01 1992年10月発売)なども発売された。なお、HuCARDのピン配列が日本国内版のPCエンジンより変更されており、HuCARD供給のソフトの互換性はないが、このピン配列の差異を吸収するスロットとコネクタを介すれば動作した。しかし後にコントローラー向けなどに使用されていた入出力ポートの仕様を変更し、一部をリージョンプロテクト用として転用することで対抗した。[1]但し、CD-ROMメディアのソフトに関しては技術的問題から上記の手段によるリージョンプロテクトの実装が不可能の為、日本国内向け本体、海外向け本体で相互に使用可能である。この詳しくはTurboGrafx-16の"Region protection"の章を参照。
- 上記TurboGrafx-16は、当時のライバル機種であったメガドライブおよびスーパーファミコンが搭載していた16ビットCPUの話題性に対抗するためにこの様なネーミングとなった。また、PCエンジンは画像処理周りなど一部の処理を16ビットで行っていたためでもある。
- 発売当時もっとも普及していた家庭用ゲーム機であるファミリーコンピュータを大きく上回る性能を持っていたため、性能的にファミリーコンピュータへの移植が難しかった多くのアーケードゲームが発売された。また、当初はコア構想という独自の拡張思想を持ち、その名が表すようにPCのような役割を持たせようとしていた。
- ゲームデータの外部メモリへの保存や、複数の別売のコントローラを接続し、最大5人までの同時プレイを可能としたマルチタップを初めて導入するなど、今日のゲーム機では当たり前となっている機構を世界で初めて採用していた。
- 1996年創刊の雑誌『ユーズド・ゲームズ』(現・『GAME SIDE』)では、PCエンジンの熱狂的なユーザのことを「PCエンジニア」と呼んでいた。この言葉は同誌2号のメガドライブ特集記事で誕生したものである。
[編集] ダウンロード販売サービスによるプレイ
[編集] ドリームライブラリ
通常のパーソナルコンピュータ用ゲームエミュレータの他にも、ゲーム機上で動作するエミュレータがある。
2000年6月1日に、セガとの提携によりドリームキャストのダウンロード販売サービスであるドリームライブラリ向けにPCエンジン用のソフトが配信された。なお、2003年1月31日にサービスが終了している。
[編集] バーチャルコンソール
2006年12月2日には、任天堂との提携によりWiiのダウンロード販売サービスであるバーチャルコンソール向けにPCエンジン用のソフトが配信されており、ダウンロードしてプレイすることが可能である。ハドソンが過去のPCエンジンのサードパーティーにも声を掛け、以下の会社のゲームソフトも配信されている。
- T.S.S. (版権を所有するナツメより提供)
- アイレム (現・アピエス。ただしゲーム事業はアピエスから譲渡を受けた別会社アイレムソフトウェアエンジニアリングが行っており、バーチャルコソール配信も同社より提供されている模様)
- アートディンク
- コナミ (現・コナミデジタルエンタテインメント)
- サンソフト (現・サン電子)
- タイトー
- データイースト (現存しない会社だが、版権を引き継いだGモードより提供)
- ナグザット (現・加賀クリエイト)
- ナムコ (現・バンダイナムコゲームス)
- 日本コンピュータシステム(メサイヤ) (版権の移転先であるクロスノーツと代理店契約を締結しているエクストリームより提供。ただしバーチャルコンソールにおいてはハドソン名義となっており、エクストリームからハドソンに委託して配信しているものと思われる)
- 日本ファルコム
- パック・イン・ビデオ (吸収合併先であるマーベラスエンターテイメントより提供)
- ヒューマン (現存しない会社だが、版権を引き継いだスパイクより提供)
[編集] ゲームアーカイブス
2009年7月15日には、ソニー・コンピュータエンタテインメントとの提携によりプレイステーション・ポータブル(PSP)とプレイステーション3(PS3)のダウンロード販売サービスであるゲームアーカイブス向けに「PCエンジンアーカイブス」と称してPCエンジン用のソフトが配信されており、ダウンロードしてプレイすることが可能である[2]。なお、ゲームアーカイブスへの参入はプレイステーション以外のプラットフォームとしては初めての参入である。
[編集] 本体(発売順)
- PCエンジン (PI-TG001) 1987年10月発売 メーカー希望小売価格 24,800円
- 通称白エンジン
- PC-KD863G 1988年9月発売 メーカー希望小売価格 138,000円
- HE-SYSTEMをCRTディスプレイに内蔵させたもの。
- X1 twin (CZ-830C 発売元はシャープ) 1989年4月発売 メーカー希望小売価格 99,800円
- HE-SYSTEMをシャープが開発していたパソコン、X1に内蔵させたもの。
- PCエンジンシャトル (PI-TG5) 1989年11月発売 メーカー希望小売価格 18,800円
- 拡張バス等一部機構を省く事により低価格化がはかられたもの。低年齢層を狙い宇宙船を模したデザインである。テレビとの接続方式はAV出力とされた。
- PCエンジンコアグラフィックス (PI-TG3) 1989年12月発売 メーカー希望小売価格 24,800円
- 初代からのマイナーチェンジ版。デザインが一部改良され、カラーリングを暗灰色に変更しただけでなく、テレビとの接続方式を従来のRF出力からAV出力に変更、付属コントローラに自動連射機構が内蔵された。
- PCエンジンスーパーグラフィックス (PI-TG4) 1989年12月発売 メーカー希望小売価格 39,800円
- グラフィックチップを2つ搭載して、表示能力を2倍にした上位機種。専用ソフトはほとんど発売されず、ほどなく市場から姿を消した。
- PCエンジンGT (PI-TG6) 1990年12月発売 メーカー希望小売価格 44,800円
- ゲームボーイ似のポータブル機。ゲームボーイとは異なり、PCエンジン用のソフトをそのままプレイ出来る。COMケーブル(PI-AN4 1990年12月発売 メーカー希望小売価格 1,800円)と呼ばれる通信ケーブルでPCエンジンGT同士を接続することでの対戦機能も準備されていたが、対応ソフトは少なかった。専用テレビチューナー(PI-AD11 1990年12月発売 メーカー希望小売価格14,800円)を接続することでテレビの視聴が可能。なお、PCエンジンGTは世界初となる据え置き型ゲーム機との互換性がある携帯型ゲーム機でもある。
- PCエンジンコアグラフィックスII (PI-TG7) 1991年6月発売 メーカー希望小売価格 19,800円
- コアグラフィックスからのマイナーチェンジ版であり、デザイン・カラーリングが再度変更された。基本的な仕様は全く同じである。低価格化され、これによりシャトルは消滅。二本立てのラインナップは再度一本化された。
- PCエンジンDuo (PI-TG8) 1991年9月発売 メーカー希望小売価格 59,800円
- SUPER CD-ROM2との一体型。シャトル以外の機種に搭載されていた拡張バスが廃止され、これによりコア構想は終焉を迎えた。通商産業省選定グッドデザイン商品。第7回デザイン・オブ・ザ・イヤー受賞。
- PCエンジンLT (PI-TG9) 1991年12月発売 メーカー希望小売価格 99,800円
- 従来のPCエンジンと同様の筐体に、開閉式の液晶モニター、スピーカー、TVチューナー、コントローラー等を内蔵し、なおかつ従来機同等の拡張性を持たせた、当時としては極めて特異な設計であった。しかしその仕様からも推測出来る通り、非常に高価な機種となった。
- PCエンジンDuo-R (PI-TG10) 1993年3月発売 メーカー希望小売価格 39,800円
- PCエンジンDuoよりヘッドフォン端子やバッテリー端子等を省いて低価格化したもの。基本的な仕様は変わっていない。同梱コントローラーが本体にあわせ白色に、また連射機能が加えられている。
- レーザーアクティブ (PCE-LD1) メーカー希望小売価格 89,800円
-
- パイオニア製レーザーアクティブのOEM。
- PC Engine Pack (PCE-LP1) メーカー希望小売価格 39,800円
- PCE-LD1のオプション。この機器をPCE-LD1に搭載することでHuCARD、CD-ROM2、SUPER CD-ROM2、アーケードカード専用CD-ROM2、LD-ROM2メディアのソフトがプレイ可能(CD-ROMメディアソフトの一部はプレイ不可)。専用カラーリングの連射機能付きコントロールパッド同梱。
- PCエンジンDuo-RX (PCE-DUORX) メーカー希望小売価格 29,800円
- Duo-Rのマイナーチェンジ版。さらなる低価格化の上、本体のカラーリングの一部変更と同梱コントロールパッドを6ボタン仕様に変更したもの。
[編集] 各種ソフトを遊ぶために必要な環境
一般に多く流通したソフトを遊ぶにはSUPER CD-ROM2が可動する環境があれば良いが、本体、周辺機器共に多くのバリエーションが存在するため、システムの組み合わせパターンは膨大になり注意が必要である。分類すると下記のようになる。なお、下記において初代機、PCエンジンコアグラフィックス、PCエンジンコアグラフィックスIIを合わせ「コアマシン」と称する。
- 発売されたソフトの規格
- 動作可能な本体、ハード、システムの組み合わせ
- HuCARD
- 全PCエンジンハード
- HuCARD(PCエンジンスーパーグラフィックス専用)
- PCエンジンスーパーグラフィックスのみ
- CD-ROM²
- SUPER CD-ROM²
- コアマシン + CD-ROM2 + システムカードVer.3.00(SUPER SYSTEM CARD) or アーケードカードPRO
- コアマシン + SUPER CD-ROM2
- PCエンジンスーパーグラフィックス + ROM2 Adapter + CD-ROM2 + システムカードVer.3.00(SUPER SYSTEM CARD)or アーケードカードPRO
- PCエンジンスーパーグラフィックス + SUPER CD-ROM2
- PCエンジンLT + SUPER ROM2 ADAPTER + SUPER CD-ROM2
- PCエンジンDuo系列機
- アーケードカード専用CD-ROM
- コアマシン + CD-ROM2 + アーケードカードPRO
- コアマシン + SUPER CD-ROM2 + アーケードカードDUO or アーケードカードPRO
- 以下も含め、SUPER CD-ROM2上(Duo系列機含む)でのアーケードカードPROの使用は公式にはサポート外
- PCエンジンスーパーグラフィックス + ROM2 Adapter + CD-ROM2 + アーケードカードPRO
- PCエンジンスーパーグラフィックス + SUPER CD-ROM2 + アーケードカードDUO or アーケードカードPRO
- PCエンジンLT + SUPER ROM2 ADAPTER + SUPER CD-ROM2 + アーケードカードDUO or アーケードカードPRO
- PCエンジンDuo系列機 + アーケードカードDUO or アーケードカードPRO
[編集] 周辺機器
コア構想を標榜して販売されたPCエンジンは、逆に言えば単体ではゲームを遊ぶための最小限の機能しかなかった。それゆえ、純正の周辺機器は非常に多岐に渡って発売されたが、その多くはゲームと無関係で需要が少なく、価格が非常に高い企画先行の商品が多かった。ゲームに関係のあるものでもサードパーティー製のもののほうが安く流通量が多いため買いやすいという状況が目立った。また、本体の種類が多く、仕様も頻繁に変更されるので、その度に変換アダプターや仕様変更などで対応するという、泥縄的な展開が多かった。
[編集] CD-ROM
- CD-ROM²システム (CDR-30) 1988年12月発売 メーカー希望小売価格 57,300円
- PCエンジンを代表する周辺機器。PCエンジン中期以降のソフトは、そのほとんどがHuCARDではなくCD-ROMでの供給となった。CD部は単体でCDプレーヤーとしても使用可能であり、発売当時、まだCDが普及途上の規格だったため、CDプレーヤーとして利用する人も多かった。CDプレーヤーが当時施行されていた物品税の課税対象だったためCDプレーヤー部と本体を接続するインターフェースユニット IFU-30が(形式上)別に販売されていた。もちろん両方ないとCD-ROM2としては機能しない。本体を合わせて購入する場合、定価で10万円近くになるという非常に高価な物であった。システムカードはインターフェイスユニットに付属している。SUPER CD-ROM2対応ソフトをプレイするためにはスーパーシステムカードが別途必要になったが、システム自体の買い換えを伴わず、比較的少ない出費で済んだためにユーザの批判は少なかった。コアシステム対応の本体は全て接続可能だが、スーパーグラフィックスはROM2アダプター RAU・30が必要。
- 商品構成は、初期型はCDR-30(CD-ROMプレイヤー)+IFU-30(インターフェースユニット システムカード ver1.0同梱)。中期型はCD-R30(CD-ROMプレイヤー、インターフェースユニット、システムカード ver2.0[CD-G再生機能付])、後期型はCD-R30A(CD-ROMプレイヤー、インターフェースユニット、システムカード ver2.1[CD-G再生機能、CDオートディスクチェンジ機能付])。CD-ROMプレイヤーとインターフェースユニットが同梱して発売された際にCD-ROMプレイヤーは型番を削除された。なお型番の最後に"A"が付けられた物はCDアクセスエラー対策として内部基板などへのアース処理が強化されている。
- CD-ROM2ソフト、SUPER CD-ROM2ソフト、アーケードカード必須CD-ROM2ソフトのトラック1には全てCD-DA(音楽CDの形式。音楽再生用CDプレイヤーで聴くことが出来る。)で"このCDはHE-SYSTEM専用のCD-ROMです。音楽再生用CDプレイヤーでは絶対に再生しないでください。"という警告メッセージが記録されている。メーカーのNECホームエレクトロニクスが準備したと思われる女性の声[3]による標準メッセージが多く使われたが、ソフトごとにCDドラマ形式などで特別に録音されたものが記録されていることも多かった。なおこの"1トラック目の音楽CD形式での再生継続禁止メッセージ"は後のCD-ROM(及びそれに準ずる物)をメディアとして使用するゲームソフトには機種を問わず必ず収録されるようになった。
- SUPER CD-ROM²システム (PI-CD1) 1991年12月発売 メーカー希望小売価格 47,800円
- コアグラフィックスII等と同時期に発売された上位規格のCD-ROM2システム。旧CD-ROM2システムにおいてシステムカードとインターフェイスユニットに当たる機構が内蔵されており、上位機種で有りながら定価は大きく下がった。発売当時、既にPCエンジンのソフトの主流はCD-ROMに移行していたため、旧CD-ROM2システムがそれなりに普及済みで有った事、さらに新規PCエンジンユーザ向けには既にPCエンジンDuoが発売された後だった事も有り、この機器自体はセールス的にはヒットには至らなかった。本体の色調はコアグラフィックスIIに合わせたもの。コアシステム対応の本体は全て接続可能だが、LTはSUPER ROM2ADAPTER (PI-AD18) が必要。
- システムカード
- 初代CD-ROM2付属のもの。発売時期によりバージョン違いがある。[4]
- システムカード ver 2.1 メーカー希望小売価格 4,800円
- スーパーシステムカード以降の物を除けば唯一別売りされたシステムカード。機能的にはver 2.0と同等。
- スーパーシステムカード (PI-SC1) 1991年10月発売 メーカー希望小売価格 9,800円
- 旧CD-ROM2システムにPCエンジンDuoやSUPER CD-ROM2システムと同等の能力を持たせることができ、SUPER CD-ROM2システム対応のソフトを遊ぶためには必須となる。従来のシステムカードをこれに交換することで使用する。余談だがこのシステムカード以降(及び同等品)にて内蔵フォントが微妙に変更されている。
- アーケードカード
- 晩年、最後の大きなバージョンアップとして登場した規格であり、SUPER CD-ROM2内蔵のSRAM 2MbitにDRAM 16Mbitをプラスした計18Mbitに大容量化したもの。導入する機種のシステムカード機能内蔵の有無に対応するため、2種類のカードが用意された(機能自体はどちらも同じ)。
- アーケードカードDUO (PCE-AC1) メーカー希望小売価格 12,800円
- PCエンジンDuo系の機種やSUPER CD-ROM2用のアーケードカード。カードには増設RAM(16MBit)のみ搭載されている。
- アーケードカードPRO (PCE-AC2) メーカー希望小売価格 17,800円
- 旧CD-ROM2専用のアーケードカードで、2Mbit容量を持つスーパーシステムカード機能も内蔵されている。よって、アーケードカードDuoと同様の18Mbitとなる。サポート外だがPCエンジンDuo系の機種やSUPER CD-ROM2システムでも使用可能。
- HACKER CD CARD
- GAME EXPRESS社製ゲーム専用システムカード、同社はNECホームエレクトロニクスとの正式ライセンスを結んでおらず、CD-ROM2を(法的に)利用できない為、その解消方法として開発された。カード自体はアーケードカードDUO扱いで、旧CD-ROM2では動作せず、SUPER CD-ROM2/Duo専用。緑と青の色違いの二種類があるが、性能は同格である。
[編集] セーブシステム
- インターフェースユニット (IFU-30) 1988年12月4日発売
- 初期のPCエンジンCD-ROM2を構成するハードの内の一つ。本来はPCエンジンとCD-ROMドライブを繋ぐために使用され、AV出力端子およびCD-ROM2ソフトのセーブデータを保有する機能(容量は2KB、電源はコンデンサ)を持つ。このセーブ機能は後発のバックアップブースターや天の声2と互換性(容量は2KBで統一)を持ち、後発機が発売される以前の1989年4月27日に発売されたHuCARDソフト『凄ノ王伝説』ではパスワード方式の他に本機を使用したセーブ機能が搭載されており、その旨もソフト発売前に発表されていた。
- バックアップブースター (PI-AD7) 1989年11月12日発売 メーカー希望小売価格 7,800円
- PCエンジンのソフトはロムカセットではなくカード形態だったため、電池などを搭載するバッテリーバックアップが困難で、それを補うために出たアイテム。前述のインターフェースユニットは高価でCD-ROM2を待たないHuCARDのみのユーザー向けの外部記憶ユニットが無かったため発売された。単3電池を使用し、電池が切れたらデータも消失してしまう。本体通電中であればデータを消さずに電池交換可能。初期型RF出力の白いPCエンジンでの使用を前提としてAVブースターとしての機能を併せ持っている。
- バックアップブースターII (PI-AD8) 1989年12月8日発売 メーカー希望小売価格 5,800円
- バックアップ用電源がキャパシタ(コンデンサ)に変更され、通電により充電されるようになった。また、AV出力を搭載したコアグラフィックスでの使用を前提としており、AVブースター機能を削除し、価格も下げられた。
- シャトル専用バックアップユニット (PI-AD9) 1989年11月発売 メーカー希望小売価格 5,800円
- シャトルは拡張バスが削除されたことから通常のバックアップブースターが使用出来なかったため、専用端子を使うユニットが発売された。
- 天の声2 (HC66-6) 1989年8月8日発売 メーカー希望小売価格 2,600円
- ハドソンが発売した外部記憶ユニット。純正品であるバックアップブースターからAVブースターの機能を省いた廉価品。初代本体においてはAVブースターと同じ後部端子に接続するため、同時使用が不可能という弱点があった。値段の安さ、流通量の多さから、バックアップブースターよりもこちらを使用していた人が多い。名前は、ハドソンのRPG『桃太郎伝説』のパスワードが「天の声」という名称だったことに由来する。
- 天の声BANK (HC692) メーカー希望小売価格 3,880円
- HuCARD型の外部記憶ユニット。言わばPCエンジン用SRAMカード。天の声2や、CD-ROM2本体のセーブデータを4台分バックアップすることができる(バンク切り換え式でゲームタイトルごとの管理はできない)。リチウム電池内蔵。電池はユーザでは交換不可能なため電池の寿命が尽きるとデータが消えてしまうのだが、非常に長持ちであり、PCエンジンのハード・ソフトが商品寿命を終えるころまではその役割を果たしたと思われる。なお、隠し要素としてハドソンの人気ゲームのデータが初めから記録されていた。
- メモリーベース128 (PI-AD19) 1993年3月発売 メーカー希望小売価格 5,980円
- 後期、ゲームの複雑化によるセーブ容量の増大に対応するべく登場した外部記憶ユニット。パッド端子に接続して使用する。容量は128KBとそれまでと比べると非常に大容量。ただし、対応ソフト以外に使用することはできない。[7]
- セーブくん (KH-1001) メーカー希望小売価格 5,980円
- 光栄(現・コーエー)が発売したバックアップユニット。価格・性能ともにメモリーベース128と同等であり、主に『信長の野望・武将風雲録』に同梱発売された。
[編集] 映像/音声出力
- AVケーブル (PI-AN2)
- 初代本体以外で使用可能なステレオAVケーブル。部品の調達・自作は割と容易で、近年では社外製の互換品もみられる。
- AVブースター (PI-AD2)
- 初代本体でビデオ端子出力するための機器。専用のDIN5ピンコネクタで本体と接続するコアグラフィックスと違い、汎用のAVケーブルをダイレクトに挿すことができる。本体の後部拡張スロットに接続するため、天の声2などの機器とは排他仕様となる。
- RFユニット (PI-AN3)
- AVブースターとは逆に、RF出力がオプションとなったコアグラフィックス以降のマシンをRF出力するための機器。
- バーチャルクッション (PI-AD20) 1992年12月発売 メーカー希望小売価格 14,800円
- エアークッションにサブウーファーを内蔵し、それに音声が出力されるとクッション内の空気が振動する機器。アンプ・エアークッション本体・カバーに別れている。AVブースター等が付いたPCエンジンと直接接続するのは困難で、TV側の外部出力端子から接続されるのが一般的。発想は先進的だが、本体価格が高く、長期間使用するとエアークッションの空気が漏れる、接触不良で音声や振動が出ない等の影響か普及には至らなかった。
- PCエンジンコネクターケーブル (CA-54)
- NEC製テレビ専用の接続ケーブル。一部のNECのTVに「PCエンジン端子」があり、ケーブル一本で映像/音声の入力・電源供給が可能。
[編集] コントローラ拡張
- マルチタップ (PI-PD003)
- パッドを5つまで接続できる純正機器。本体のみではパッドを1つしか接続できなかった弱点が、逆にマルチタップの普及を広げ、ファミコンにはなかった数々の多人数同時プレイソフトを登場させることとなった。2人用や4人用のサードパーティ製のものもあった。
- ジョイタップ3 (HC63-8)
- 純正品。マルチタップの廉価版で、3つまでしかパッドを接続できない。
- コードレスマルチタップセット (PI-PD11) 1992年12月発売 メーカー希望小売価格 9,980円
- PCエンジンDuoに合わせたデザインの純正品。パット信号を赤外線で伝達することでコントローラのコードレス化を実現。コードレスマルチタップはPCエンジン本体のパッド端子に接続する。コードレスパットを5本揃えれば5人同時プレイ可能である。受信可能距離は約3m迄。
- コードレスパッド (PI-PD12)
- コードレスマルチタップ用のコントローラ。
- PCエンジンマウス (PI-PD10) 1992年11月発売 メーカー希望小売価格 4,980円
- 後期、PCから移植等の一部ゲームに対応。親指で押せるセレクトボタン・ランボタンも付いており、当時としては珍しい4ボタンマウスだった。
- テンキーコントロールパッド(KS-PD10)
- キッズステーション専用コントローラ。詳しくは脚注を参照[8]
- パワーコンソール(未発売)
- スーパーグラフィクス専用の大型コントローラ。ジョイスティックや用途不明の電卓などさまざまな装備が施されている。なお、アナログスティック機能はない。大変高価な商品になる予定だったが実際には発売されなかった。
- コミックマーケットでNECがブース出展した際に、試作機をオークションに出したとされる。
[編集] その他オプション
- ROM2アダプター (RAU-30) メーカー希望小売価格 6,900円
- PCエンジンスーパーグラフィックスをCD-ROM2と接続する際に使用するアダプタ。
- SUPER ROM2アダプター (PI-AD18) メーカー希望小売価格 5,900円
- PCエンジンLTをSUPER CD-ROM2と接続する際に使用するアダプタ。特に意味は無いもののRAU-30と同時に使用することも出来る[9]。
[編集] グラフィック
- アーティストツール (PI-AS1) メーカー希望小売価格 5,800円
- グラフィックソフト。イラストブースターがなくてもパッドで描画可能、画像の保存機能は無し。
- プリントブースター (PI-AD3) 1989年9月発売 メーカー希望小売価格 24,800円
- 本体に接続できるプリンター。ペンを差し込んで使うペンプロッター式。ごく初期に出た周辺機器で、高価な上性能もお粗末、実用性に乏しく、ほとんど売れなかった。
- イラストブースター (PI-AD4) 1989年9月発売 メーカー希望小売価格 9,800円
- 専用ペンタブレット。透明なので下絵をなぞることができる。
- フォトリーダー (PI-AD5) 1989年9月発売 メーカー希望小売価格 5,000円
- ペン型単色イメージスキャナ。プリントブースターのリーダ端子に接続して使用する。取り込みにはとても時間がかかる。
[編集] 通信装置
- 通信ブースター(未発売)
- 通信ツールというソフトと併用し、NECが運営していたテキストベースのパソコン通信「PC-VAN」に接続出来るというもの。BASICのプログラミングなども可能になる予定であり、当然同時期にキーボードが発売される予定も有った[10]。モニタ試験も行っていたが、開発期間が長引き性能が陳腐化した等の理由で発売中止となる。
[編集] カラオケ装置
- カラオケシステム
- 初代CD-ROM2専用のシステム。カラオケソフトは別売り。
-
- ROM&2アンプ (AMP-30) 1989年10月発売 メーカー希望小売価格 24,800円
- ROM2スピーカー (SPK-30) ROM2アンプ同梱
- マイク (MIC-30) メーカー希望小売価格 5,500円
- 特にROM2アンプシステム専用ではない普通のカラオケ用マイク。
[編集] 追記
- PCエンジン各機種、各外部機器に同梱された純正AVケーブルの純正RCAピンプラグは非常にもろい構造をしており、RCAジャックとの脱着を繰り返すうちに必ず内部断線を起こす欠陥があった。これを避ける為に、メガドライブやネオジオのモノラルAVケーブルを流用していたユーザーも居た。この点は何故か最後まで改善されることはなかった。AV入力端子の複数付いたテレビ、もしくはAVセレクタの使用やはんだ付け・圧着などを伴う簡単な修理で対応出来る為、さほど問題にされていなかったためと考えられる。
- 初代PCエンジン、PCエンジンコアグラフィックス、PCエンジンスーパーグラフィックス、PCエンジンコアグラフィックスIIの背面にある専用拡張端子にはRGB出力が含まれている[11]。電波新聞社よりこの端子からRGB信号を取り出すコネクターの発売が予定されていたが結局発売されなかった。
[編集] メディア展開
[編集] 専門誌
- 月刊PCエンジン(小学館)
- マル勝PCエンジン(角川書店)
- 電撃PCエンジン(メディアワークス)- 『電撃G's magazine』として現存
- PC Engine FAN(徳間書店インターメディア)
- ファミコン通信増刊 PCエンジン通信(アスキー)
[編集] テレビ番組
[編集] 関連項目
[編集] ソフト一覧
- Category:PCエンジン用ソフト - 日本語版ウィキペディアに記事の作成されているタイトルのリスト(タイトルでの五十音順)
- PCエンジンのゲームタイトル一覧 - 日本で公式発売された全タイトルのリスト(発売日順)
[編集] その他
[編集] 脚注
- ^ 具体的には予約済み未使用ポートを国内向け本体では未接続に、海外向けではGNDに接続し、ソフトウェア側でその部分をソフトウェアの起動時にチェックし、意図した仕様の本体以外ではゲームソフト本体を起動しないという方法。ちなみにこの予約済み未使用ポートは、後に発売する予定であったパワーコンソールにて使用する予定であったとのことである。
- ^ PlayStationStoreの「ゲームアーカイブス」で「PCエンジン」タイトルのダウンロードサービスを開始 報道用資料
- ^ この声の主が誰かはNECホームエレクトロニクスにも記録がなく、全く分からないらしい。
- ^ 最初のバージョンの"ver 1.0"にはシステムカードのタイトル画面でI+II+右上+SELECTで入ることの出来る、バックアップメモリを直接編集できる機能がある。ただしバイナリエディタを使用した経験がないと有効利用は無理。"ver 2.0"にはエディタによるデバッグ機能は削除。その代わりCD-G機能が追加されている。
- ^ 建前上はそうであるが、CD-ROM2向けに発売された初期のソフトでは"ver 1.0"でないと正常動作しない物がある。具体的には獣王記とラストハルマゲドンの2本。
- ^ 卒業II Neo Generationなど
- ^ エメラルドドラゴン、リンダキューブ、プライベートアイドル、ぽっぷるメイルの4本には本体のバックアップメモリとの間でセーブデータをコピーするなどの操作が出来る管理ツールが組み込まれている。エメラルドドラゴンとリンダキューブは共通のツールなのでデータの互換性があるが、プライベートアイドル、ぽっぷるメイルは両者との互換性はない。
- ^ 幻のPCエンジン 幼児向け学習ゲームソフト
- ^ 99 3-21福岡オフ会詳細報告
- ^ Japanese Secrets! - The Tsushin Booster Page
- ^ ●PCエンジン(PCEngine)
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月23日 (月) 12:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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