PMP
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PMP(ピーエムピー、Project Management Professional)は、アメリカ合衆国の非営利団体であるプロジェクトマネジメント協会(PMI)が主催しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格である。この資格が対象とするのは、システム開発計画を円滑に運営する責任者、いわゆる(役割としての)プロジェクトマネージャである。
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[編集] 試験
試験はコンピュータで行われ、結果はその場で分かる。4時間で200問の選択式(4者択一)問題を回答する。ただし、うち25問は、採点に関係しないダミー問題である。
PMIのウェブサイトによると、出題範囲は以下の通りである。[1]
- プロジェクトの立ち上げ
- プロジェクトの計画
- プロジェクトの実行
- プロジェクトの監視コントロール
- プロジェクトの終結
- プロの責任と社会的責任
[編集] 受験資格
以下の2点を満たす必要がある。
- プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験
- 試験申込時から遡って8年以内に、一定時間以上の実務経験(大卒者:4500時間/高卒者:7500時間以上)と、一定期間以上のプロジェクトマネジメントの経験(大卒者:36ヶ月/高卒者:60ヶ月以上)があること。試験申込時は、これを証明する書類を提出する必要がある。
- 35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講
- PMIが認定した教育機関による研修を35時間以上受講し、修了証明書を試験申込時に提出する必要がある。
[編集] 資格の維持
PMP資格取得後、3年ごとにCCR(Continuing Certification Requirements Program)と呼ばれるプロジェクトマネジメントの学習(研修など)の履行が求められる。学習を履行する事でPDUと呼ばれる単位が取得できるが、資格維持にあたり、このPDUを3年ごとに60ポイント以上取得する必要がある。
取得できなかった場合はその翌年から1年間資格が一時停止され、その間に研修受講などでPDUを過去の3年間とあわせて60ポイント以上取得できれば資格を復活できるが、60PDU取得できなかった場合は、PMP資格は消失する。
[編集] 試験の評価
試験は4択の選択式問題であるが、PMBOKの内容を覚えれば合格できる性格のものではない。問題文中に記載された内容を良く理解し、今、どこのプロセスにいるか、次のプロセスで必要な事は何かが問われる。よって、自分の頭の中に引き出しを準備して、効率よく回答していくことが重要である。記述・論述試験があるプロジェクトマネージャ試験と言語や文化、特定の業種に依存しないグローバルなプロジェクト統合マネジメントの構築を目指しているPMP試験との難易度の比較は、試験の性格を考えると意味はない。プロジェクトマネージャ試験とは異なり、業務経歴書が必要であり、業務経歴書の内容が事実かどうかを判断する仕組みとして、監査制度が準備されている。
試験対策本として、Rita Mulcahy (著) のPMP Exam Prep、PMP Pocket Exam は有名である。 PMPは取得するにあたり、PMBOKの知識だけが求められている訳ではないので、難易度は高い。加えて、試験代金が高価であり、資格の維持にはPMIが定めるPDUの取得が必要であるため、資格の価値が落ちないことも魅力のひとつである。
PMPはその特性から、民間資格でありながらも評価は高く、日経BP社の情報処理分野のサイトであるITProが提供している「2010年版「いる資格、いらない資格」」の「一時金の平均支給金額」では、比較的上位に位置している。2009年版
同じく、情報処理分野の「2010年版「いる資格、いらない資格」」の「営業効果のある資格」においても、比較的上位に位置してる。[2] しかし、PMPは資格取得のための教育から取得まで、数十万円がかかり、資格維持のために年間で6万円前後が必要である。情報処理分野の国家資格である情報処理技術者試験などは、5100円の受験料だけで済むことから、これらに比べると情報処理分野を収益源にしている企業にとって、負担が大きいことは確かであるが、PMPのプロジェクト統合マネジメントを企業自体が積極的に取り組みグローバルな視点でプロジェクト統合マネジメントの適用を目指すか、そうでないかの差により、積極的に取得に動く企業とそうでない企業の二極化が進んでいるとみられる。
前述のような情報処理分野の日本市場を対象にしたランキングで上位、あるいは下位だからと言って、それにつられるように資格自体が目指す本質・グローバルな視点での価値が大きく上下する訳ではない。(情報処理分野の民間資格であるシスコ技術者認定資格は前述した種別のランキングの上位に位置していないものの、その資格の価値はコンピュータネットワーク技術の確かさを示すものとして、非常に高い。)

